にったろぐ

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今年40歳の僕が大好きなパンクバンド20選

確かにそんなに増えてない

最近こんな記事を読んだ。

音楽は好きな自負はあるけど、そんなにマニアックなわけではないし、メジャーなものばっかでもないんだけど、でもこの記事の言う通り、新しい音楽への探究心は33歳くらいを境に減退してる気がする。時期としても、インターネットの普及は影響してると思う。事実、僕が好きな音楽のジャンルって、パンクやハードコアで、昔は情報源が雑誌が中心だった。でも、ネットの普及とともに、雑誌は低調になり、どんどん無くなっていく。

何気に、音楽ってネットからは探しづらい気がするんだよね、個人的には。なので、新しいバンドを発見するときは、MTVやSSTVなど地上波ではないテレビが中心になってきた。あとはTSUTAYAの店員のレコメンド。ジャケット横にあるPOPとかね。とはいえ、結局良いものはいい!ってことで、ずーっと同じようなバンド聴いてるわけですよ。懐古主義バリバリで、ちょっとまとめてみたいと思います。同じような年代の人たちが「わかるー!」って言ってくれたら満足だなと。

※タイトルは2015年執筆当時の年齢です

その1 僕の神様「THE BLUE HEARTSブルーハーツ)」

小学校6年生の時に出会ったブルーハーツ。その時は「なんだこいつら」だったんだよね。時は少し経ち、中学1年。友達から借りたカセットテープには1stアルバム「THE BLUE HEARTS」が入っていた。大げさじゃなく、そこで僕の人生が始まった気がする。このアルバムで僕は「パンクロック」を知ったんだ。

かっこ良すぎる。本当に未来は僕らの手の中にあると思えた12歳。

その2 僕のヒーロー「SEX PISTOLS(セックスピストルズ)」

中学校の3年間はブルーハーツしか聴いてなかった。イカ天も始まり、バンドブームの絶頂ではあったけど、バンドをやりたいとはまだ思ってなかった。

高校に入学し、吹奏楽部に入り、ドラムと出会った。ここで僕のバンド熱がものすごい上がる。そりゃもう上がる。そんな時に出会った「セックスピストルズ」は僕のパンク少年魂を確立させるには本当に十分な存在だった。ジョニーロットンとシドビシャスは、フロントマンとしては最高にクールで完璧な存在だったんだよね。格好良すぎる。(オリジナルメンバーのグレンマトロックではない)

英語の曲で歌詞まで暗記した初めての曲。

その3 キャッチーな「TOY DOLLS(トイドールズ)」

トイドールズって知ってますか?ハイテンポにバカっぽい歌い方、動き、軽い声。ものすごいキャッチーなんだよね。このバンドはボーカルのオルガのワンマンバンドで、メンバー交代をひたすら繰り返してた。シンプルでキャッチー、こういうのがカッコいいんだよねー。

軽いでしょ?(笑

その4 スマートな不良「THE SPECIALSスペシャルズ)」

パンクでもハードコアでもない、「SKA」。まあ、いいんですよクールなんです。細身のスーツにグラサン、多彩な人種と、裏打ちのギター。超COOL。

見た目のカッコ良さってマジで重要。

その5 なんか新しい「THE CLASH(クラッシュ)」

ピストルズと同じ時代に生きて、常にピストルズと比較され続けるクラッシュ。ピストルズと違っていろいろな音楽の要素を積極的に取り入れるクラッシュは、当時の僕には新鮮で、でも、良さがわかるようになったのは、高校を卒業してからだなー。

WHITE RIOTはシンプルですごい好きな曲。

その6 ダサカッコいい「COBRAコブラ)」

いや、今観ると強烈にダサい(笑 でもいいんですよ、メジャーになる前のCOBRAはもっとハードコア寄りで危険な感じがしてカッコいいんですが、メジャーに行ってからのこのダサさがいい。

良くも悪くも「Oiパンク」という言葉を広く知らしめたのはCOBRAなんだよね。

その7 (当時)インディーズの雄「LAUGHIN' NOSE(ラフィンノーズ)」

ラフィンとCOBRAはメンバーも互いで入れ替わったりしてるから、まあなんか似たような感じがするよね。当時、ライブでお客さんが亡くなったりと、新聞に載ったりしたのをうっすら覚えてますが、ラフィンはパンクファッションが王道で良かったんですよ。髪立てて、ガーゼシャツ着て、ボンテージパンツ履いて、ラバーソール履いて。お手本ですよね。

みんなで唄える曲が多い。シンガロング。

その8 パンクだった頃の「THE MAD CAPSULE MARKETS(マッドカプセルマーケッツ)」

マッドって、最初の頃はパンクファッションに身を固めたバンドだったんですよ。僕が高2くらいまでは。途中からチーマーみたいになっちゃってもう(苦笑 デジタルとの融合って感じで、当時新鮮だったなーと。

パンクファッションのころの映像全然無いなー。

その9 グランジブーム到来「NIRVANAニルヴァーナ)」

今更何を説明しろと、って感じのニルヴァーナ。高校時代に衝撃を受け、上京してすぐにカートコバーンの訃報を聞きうなだれる。ロッカーの自殺なんて聞き飽きたし、そのバンドの曲が二度と聴けなくなるなんて、ホント馬鹿馬鹿しい。生きながら伝説の奴らの方がいいよ。カッコよく老いていけばいいじゃないか。そうだろう?カート。

カートとデイヴグロール。なんだこの豪華さ。

その10 スーパースター「Red Hot Chili Peppers(レッドホットチリペッパーズ)」

いや、当時のバンドマンみんなビビったはずですよ。なんか理解の外というか、斬新というか。オルタナティヴというジャンルを引っさげ、強烈なリズム部隊のフリーとチャド。そこにハチャメチャなマッチョのアンソニー。ファンクやパンク、なんだろうこの絶妙なグルーヴ感。陳腐な表現だけど、身を任せて聴けばいいんだなと。

この馬鹿さ加減がたまらないでしょ?

番外編 パンク雑誌のDOLL

メジャー感の無いパンク雑誌と言えばDOLL。すでに廃刊。マニアックなインディーズバンドや、なんか古臭いハードコアパンク。ライダースに鋲打って、髪の毛立てまくりなパンクスはさ、みんなDOLL読んでたんだよね。好きだったなー。

その11 バイクとライダースとグラサン「BLANKY JET CITY(ブランキージェットシティ)」

まあ、なんかそんなイメージですよ、ブランキーって。なんつーか、理屈抜きでこの3人はカッコいいんだよなー。クールだし、歌も歌詞もめちゃくちゃだし、タトゥー入ってるし。わかりやすい不良で、ロックンローラー。意外とこういうバンドって無かったんだよね。19歳くらいの時に行った代々木のフリーライブが忘れられない。

その代々木のライブ。9000人が暴動寸前のテンション。

その12 クラッシュの進化系「RANCIDランシド)」

90年代も後半になってくると、スピード全開のメロコアブーム。そんな中、ランシドはパンクなんですよ。決してメロコアではない。昔ながらのパンクファッションに身を包み、スカの要素をふんだんに盛り込んだ曲調。そして、超キャッチーでシンガロングなライブ。たまんないよね。そりゃ売れるわ。

テンションが上がり過ぎてどうしていいかわからない。

その13 全世界で一番有名なメロコアバンド「GREENDAY(グリーンデイ)」

みんな知ってるグリーンデイ。いや、おっさんは間違いなく知ってるはず。そのみんな、っていうのはこういうバンドに興味が無い人たちでも知ってる、っていうレベル。それくらい売れたバンド。圧倒的なメジャー感と口ずさんでしまうメロディー。今回ピックアップしないけど、当時はオフスプリングと双璧で、口ずさんでた。

4,900万回再生(この当時)されるミュージッククリップって!

その14 スピード!スピード!スピード!「NOFX(ノーエフエックス)」

クッソ速い曲盛りだくさんで、ザ・メロコアですよノーエフは。ファットマイクのデブさ加減とこの曲調のバランスは一切取れて無いんですが、見た目じゃないね。曲がイケてれば、見た目もイケて見えてきます。

ドンッコーミーワイッドンコーミーワイッ!

その15 まあ、パンクじゃないけど「S.O.D」

90年代後半は、当時やってたバンドメンバーの影響でメタルを聴き始めてた。特にスラッシュメタルはすごく好きで、このSODは良く聴いてた。速くて、なんかコミカル。なんだろう?あのコミカルさ。

曲名ヤバいでしょ?しかも、これ武道館でやってないから(笑

その16 AIRJAM世代という現象「Hi-STANDARD(ハイスタンダード)」

22歳〜25歳くらいまでの僕のヒーローは間違いなくハイスタ。AIRJAMも復活後含めれば3回参戦してて、全部がハイスタのためのイベントと言っても良いくらい、それはそれはカッコいい。

インディーズながら、オリコンチャートは1位で、当時の男の子はみんな聴いてたハイスタ。僕はAIRJAM2000では物販してて、スタッフパスで裏から観てた(自慢)。震災後、カラオケにハイスタがラインナップされたので、STAY GOLD歌いまくってる。2000年頃って、第3次くらいのバンドブーム、っていうかバブルで、それをけん引してたのがハイスタ。この辺りで僕の聴くバンドは定着した感ある。

めっちゃ歌いたい。歌いたーーーい!

その17 バンドは見た目じゃない「サンボマスター

なんか売れてるなー、って思ってTSUTAYAで借りたのが最初。聴いてみたら見た目に反していい曲。ブランキーベンジーに通じる毎回違う歌い方が、なんかオンリーワンを感じさせるよね。曲も歌詞も歌い方もキレイ。でもクドい。見た目はロックからは程遠い。でもこれがロックだろ、と思わせる雰囲気がそこにはある。いいなー。

カッコいいじゃないか!

その18 ハイスタだけじゃない「Ken Yokoyama

ハイスタのギター、健さん。すごい好きなバンドのメンバーソロって基本的に好きじゃないパターンが多いんだけど、この人は別。難波さんのソロはあんまり好きじゃないけど、健さんはかっこいいね。BBQ CHICKENSもかなり好き。

この人は情報発信とか、訴えかけるテーマがすごくはっきりしてて、ピザオブデスの社長もやってて、深みがあるんだろうね。いつのまにかタトゥーだらけでハードコアな感じだけど(笑

声が好き。なんかおっかねーなー、って感じも好き。

その19 メタルマスター「METALLICAメタリカ)」

結構パンクっぽい曲もやるよね、メタリカ。いやまあ、もちろんバリバリのメタルなんですけど、たまにやるカバー曲とか好きなんですよね。特にミスフィッツのカバー。メタル愛のない感じのコメントでごめんなさい。メタリカ結構好きですよ(笑

そのミスフィッツのカバー曲。正直ミスフィッツよりカッコいい。

その20 八王子の異端児「マキシマムザホルモン

出会ったのは30歳過ぎたくらい。90年代後半から、いわゆるラップコアとか、ミクスチャーとか呼ばれるジャンルが人気になってきてて、メタルの要素とか、曲調も取り入れてるなんかテクニカルなバンドが増えてきた。

ビースティーあたりから、レイジアゲインスト、リンプ、日本だとヌンチャク(あえてここでw)とかさ。比較対象があまり無いかもしれないけど、そういうバンドの進化系がホルモン。日本語の言葉遊び感と、行動のパンクさ。そこにすげー現代感が入ってカッコいい。

AIRJAM2011で初めてライブ観たけど、ハイスタの次に盛り上がってた。そりゃもうハンパなく。

ホルモンは徹底してYouTubeにムービーが無い!

本当に33歳くらいから新しいバンドを積極的に聴いてない

改めて振り返ってみると、ホント冒頭の記事にある通りな感じ。いや、もちろん細かくはいろいろ聴いてるし、今回はパンクにテーマ絞ったから、より少なくは感じたけど、概ね間違ってないなー。でも、懐かしいなと思いつつも、未だにずーっと聴いてるバンドも多いし、現役のバンドも多いよね。

6,000文字くらいを、全部iPhone6 Plusで書いた。フリック入力すごいな。でも、3時間くらいかかった。YouTubeのアプリ開いて、検索して、リンクコピって。なんとかなるもんだな(笑

よく、いろいろまとめって読む機会多いけど、自分でやってみるの楽しいね。またやってみよっと。次はバンドっていうより、好きな曲かなー。