ATATAのツアーファイナルを観に行って40歳元バンドマンが思ったこと
新代田FEVERでATATAのフリーライブがありました
10年ぶりにライブハウスに行った
ひょんなことから知り合ったバンド「ATATA(アタタ)」。ジャンルでいうとミクスチャーになるのかな。まあそのあたりは聴いてみて好きなように判断してもらえればいいんだと思います。音楽のジャンル分けや定義なんて、「こんな感じ」を伝える手段でしかないからね。
オフィシャルサイトです。
こんなバンドです。
ライブはこんな感じ。どちらの動画もオフィシャルサイトに掲載されてます。新代田FEVERをホームとするバンドで、ボーカル、ギター×2、ベース、キーボード、ドラムの6名構成の大所帯。経験豊富なメンバーで構成されてるので、平均年齢も高めな感じ。そういう点からも僕にはとっつきやすかったのかも(笑
音源自体は、1枚しか聴いてないんです。それがこのアルバム。
日本語の歌詞と独特なリズム、音の厚みと、聴いていてすごく気持ちのいいアルバムです。こういう独特なリズムにメロディー乗せるとボーカルが何言ってるかわかんないバンド多いけど、歌詞がしっかり聴き取れる。歌詞を大事にしてるんだなー、って思います。ライブを観て思ったこと、感じたこと
ライブハウスが大げさじゃなくパンッパンッに満員だったので、さすがに前の方に行くのはやめました。オッサンなので(笑
一番後ろでほぼステージが見えずに、雰囲気と音を聴くって感じの参戦でした。でもね、なんかこれが良いんですよ。このバンドはそれでも良いって思えました。
セットリストはこんな感じ。
ファイナルはこんな感じで。お疲れした。 pic.twitter.com/Go2QZHU4GU
— 気持ち+パンク。 (@Nabeckhamsenpai) 2016年4月17日
僕2曲めのReverberationが好きです。
ライブ観て思ったのは、
- 気負いがない
- アットホーム
この2点。
気負いがない
すげー勝手な印象だし、これが本人たちがどう感じるかってはわからないですが、全く気負ってない感じが良かったです。なんていうか、若いバンドって当たり前なんだけど上昇志向とか、ライバル意識とか、世界への不満とか、そういうものを勝手に背負って気負いまくってるんだよね(なんだこの上から目線)。このATATAってバンドにはそれが全くない。好きなように空気を作って、好きなようにやる。だからこそ圧倒的に楽しそうなんだろうなー。そう、このバンドすげー楽しそうにライブやるんですよ。
アットホーム
ちょっと話がずれるんですが、僕2011年の震災後にあったAIR JAMに行ったとき「家族席」にびっくりしたんですよね。バンドとかライブとかって、そもそも若い奴らの特権で、子どもがいようものなら、「なんだよ」って空気感になってた感じあるじゃん?でもね、実際にAIR JAM1997の時にそんな若者だった僕がAIR JAM2011には「いいじゃん!子どもが一緒にライブ来るとか超いいじゃん」ってなってたんだよね。それは40歳になった今、本当に心から思う。
んで、今日のライブにもそういう空気がありました。途中のMCとかでもそういう話あったんだけど、初めてATATAのライブに行った僕でも「仲間感」「ファミリー感」を感じる空気で、実際に子供連れのお客さんもいて、あの超満員のライブハウスで互いにそれを気遣う雰囲気ってのはあまり無いんじゃないかな?フェスならともかく。
正直、この2点は僕が勝手に良いって思ったことで、若い人たちはどう思ってるかわからないし、メンバーのみなさんもどう思ってるかわからない。ただ、少なくとも40歳の僕がそれこそ「気負わず」にライブを最後まで観れたのはこの空気感が大きかったなーって思ってます。
ATATAが向かう次のステージ
ライブ終わりに「今日の21:00に発表あるから」と告知がありました。それがこれ。
atataweb.com
あれ?もしかしたら気負ってるかも(笑
まあでも、限りなく自然体って感じでいいですよね。6/4(土)にサタニックカーニバルあるのに、その告知すらしない自然体な感じ。
とりあえず、この2つのどちらかには参戦したいなと思います。
んで、一番思ったのは「サラリーマンやりながら、こんなにしっかりバンドってできるんだ」です。そこがね、超うらやましいわけですよ。タイトルに「元バンドマン」って付けちゃってるあたり、僕はもうその世界には行くつもりないし、行けもしないと思ってるんだけど、ATATAにはそれができてる。そういう点からもこのバンドが好きです。聴いてみてください、ATATA。
でも、あー羨ましい(笑
今年こそはバンドとライブやりたい(10年くらい毎年言い続けてますが)