にったろぐ

漫画が好き。散歩が好き。ものづくりが好き。

やっぱりハイスタが好きです

16年ぶりの新譜発売「ANOTHER STARTING LINE」


10/8(土)@池袋タワーレコードにて撮影

ハイスタ狂想曲

Hi-STANDARD(ハイスタンダード:通称ハイスタ)の新譜がなんと16年ぶりに発売された。Twitterでいつも通りタイムラインを眺めていたら唐突にあふれるハイスタの話題。マジかー。

なんだかもうね、何が起こってるのかよくわからない。ただ、ひたすらにみんなハイスタハイスタ言ってる。よくよく見てみると、12月にもシングル出るし、ツアーもやるって言ってる。言ってる言ってるー(混乱

最初の遭遇から数時間、やっと落ち着きを取り戻したんだけど、そうなったら聴きたいよね。買いたいよね。でも、勤務先や通勤途中には主だったCDショップが無くて、プルプル震えつつも週末を待った。あえて新曲の動画も観なかった。んで、満を持しての今日10/8(土)に池袋のタワーレコードに買いに行きました。三連休なので土曜日発売のジャンプの電子版を読みきったあとに。

ハイスタという思い出

少しだけ昔を振り返ります。僕がまだバンドキッズだった時代、といっても20代前半にハイスタはシーンをひたすらに盛り上げてました。19年前の1997年。そのシーンの絶頂を象徴するようにAIR JAM'97は開催されます。この年はフジロックも富士山で開催され、いわゆる夏フェスの歴史が始まる年でした。

僕はバンドやってたくせに、あんまりライブには行かなかったんだよね。でも、このAIR JAMは行かねばならん、ホントそんな使命感にも似たものを感じて参戦することを決めました。前日まで三宅島に旅行に行っていて、ハードコンタクトレンズを無くし、だっさいメガネで参戦したのを思い出します。

んで、当日はお台場のなんかわからない広場でAIR JAMが開催されました。基本的には出演してたバンド全部聴いたことあるんだけど、ハイスタ以外では

の2つがカッコ良かった覚えがある。シークレットのSLANGはこの時初めて観た。
トリのハイスタは言わずもがなで、メチャクチャにカッコ良かった。僕のハイスタ好きはこの時に確定した気がする。結構ミーハーなタイミングだよね。その後、活動休止前最後のAIR JAM2000、復活のAIR JAM2011と参戦し、ハイスタは合計三回観れました(ドヤ

f:id:ni-ten0:20161008230332j:plain
AIR JAM2011参戦時の写真。ハイスタをスタンドから観てました。誇張無く身体が震え、泣いた。

昔はさ、伝説的なバンドを観たことがある人が語る「僕はその時代にリアルタイムで観たり聴いたりしてたからね」的な発言を聞くたびに、いいなーって思ったり、おっさんの自慢話なんて聞きたくないよ、って思ったりしてた。だって、僕がパンクに目覚めたとき、SEX PISTOLSはすでに無くなってたんだよ。音源と書籍でしか知ることができなかった。

でもね、そのおっさんの気持ちもわかるし、今のキッズと当時の僕とが違うのは、「またハイスタが聴ける」ってことなんですよ。しかも現在進行系の形で。これはホントに素晴らしいことだと思うんだよね。伝説じゃない、今を聴ける。まあ僕はどっちも聴けるので僕の方がすごいね(前述のおっさん発言

新譜「ANOTHER STARTING LINE」

さて、池袋のタワレコで売ってるというのはわかりつつも、行って売り切れだったら切ないので事前に電話しました。そしたら大量に入荷したので安心してくださいとの店員さんの声。CD買うのに事前に電話するなんて何年ぶりだろう。お店に行かないと買えないってのはこういうことなのか。ちょっと前に、マキシマム・ザ・ホルモンの「予襲復讐(よしゅうふくしゅう)」で配信無し・レンタル無しをうたってたけど、あのアルバムですら事前の告知はあったしなー。

予襲復讐

予襲復讐

これ、かなりの名盤です。

電車に乗って池袋に行き、池袋のP'PARCOまで歩き、エレベーターに乗り、5Fにあるタワレコに行ったら目の前に飛び込んでくる特設コーナー。「ああ、本当に新譜を出したんだ」と、ここで実感がわきました。このタワレコは、ハイスタ活動休止後にBBQ CHICKENSのファーストアルバムを購入した覚えがあります。

インディー・ロック・ストライクス・バック

インディー・ロック・ストライクス・バック

  • アーティスト:BBQ CHICKENS
  • 発売日: 2001/08/02
  • メディア: CD
これも超カッコ良い。

で、その特設コーナーが冒頭の写真です。雨降った直後だったからか、すごく空いててすぐに買えた。すぐに聴きたい気持ちを抑えつつコーヒー飲んでから帰路につきました。しかし、この16年で僕の家から無くなったものがあります。それはCDコンポです。なので、僕が新しいCDを聞くには

  1. パソコンを起動する
  2. iTunesを起動する
  3. CDを挿入し、パソコンに音源を取り込む
  4. iPhoneを接続し、iPhoneに音源を取り込む

という4つの工程を経る必要があります。あー、大変。でも今さらコンポいらないしなー。これ考えると、やっぱりCD買うのって遠ざかるよね。

そしてやっと聴くことができた音。「かっけー!」そうなんです。カッコいいんです。やっぱりハイスタは最高にカッコいい。何がカッコいいかは聴け、聴くんだ。感じろ。

ハイスタは3人全員個人の活動もしてるし、それぞれのレベルも高い。特に健さんBBQ CHICKENSKen Yokoyamaも全部聴いてるけど、やっぱりハイスタでギター弾いて、コーラスやってるのが最高にかっこいい。難波さんの歌こそがハイスタだと思う。ツネさんがニコニコしながらドラム叩く姿が目に浮かぶ。やっぱり僕はハイスタが好きだ。間違いない。いつまでもロックスターに憧れるキッズの気持ちであり、一緒に歳を重ねてきた友人を見るようでもある。ANOTHER STARTING LINEはそんな気持ちになれるシングル4曲が入ってる。

目を閉じれは20代前半のあの頃を思い出し、目を開いてみれば年齢を重ねた等身大の自分がいる。ああ、これでまた今日から頑張れる。

f:id:ni-ten0:20161008230311j:plain
10数年ぶりに引っ張り出したTシャツとANOTHER STARTING LINE

過去エントリ