にったろぐ

漫画が好き。散歩が好き。ものづくりが好き。

今年45歳の僕がおすすめする漫画107選(年齢の時系列順)


僕の本棚。本棚って撮影するとすごい昭和感あるよね

大事なことは全部漫画が教えてくれた

僕、今年45歳になった今年40歳になる(記事執筆の2015年当時)んだけど(2020年12月更新)、漫画が大好きなんですよ。小学校低学年くらいから買い続けてる週刊少年ジャンプは、「あれ、お前まだジャンプ買ってんの?(プ」とか言われても、毎週月曜にはカバンに入っていました。最近は電子版で読んでるので、月曜にカバンが重たくなりません。

漫画自体が社会的地位が低いとは思わないんだけど、僕の年齢だとあんまり声高に「漫画超好き!」とか言わなくなるんですよね。多少なり「作品名」で好き、とは言うけども。例えば、「ワンピース面白いよね」とか「進撃の巨人読んだことある?」とか、そんな感じで話題にはなる。

でも僕はこう思うわけですよ。「いやいや、みんな漫画好きでしょ?暇さえあれば漫画喫茶を満喫したいでしょ?漫喫と満喫をかけてる

だってさ、世の中における正義と悪の存在や、人を好きになるという気持ち、やっていいことといけないこと、そういうことは少なくとも漫画から教わったでしょ?漫画を読んで自分にも特別なチカラが宿ってるって思ったでしょ?僕は今でも漫画を読んだあとはそういう気持ちになります。いろいろ教わることが多い。

ジャンプとファミコン志村けんが話題の中心だった

今年45歳40歳って世代が、少年時代に話題にしてたのは、「北斗の拳読んだ?」とか「イー・アル・カンフーやったことある?」とか「昨日のドリフ見た?」とかそんなことばかり。

情報なんて今から比べたら極端に少ないし、ネット社会における総評論家的な批評が目に入ることもないから娯楽を純粋に楽しめた気がするよね。読めばわかる、やればわかる、見ればわかる、そういう純粋な視点で、108100の漫画を選んでみようと思います。

このあたりのブログに影響受けました。
これとか、
id:skky17

これとか、
http://hitode99.hatenablog.com/entry/2015/04/07/220036 id:hitode99

これとか。
id:tomta

あとこんなのも。なかなかセンスあるよね、日本財団

いろんな視点があると思うけど、僕は基本的に懐古厨なので、「おー、懐かしい!(うろ覚えだけど)」がたっぷりつまったセレクションでお送りしようと思います(笑

今年45歳40歳、って言ってる人がリアルタイムに本を読んできた場合の時代がわかるように、連載開始年でまとめてみましたよ!

1960年代~1970年代(生まれる前か幼少時)

その1 あしたのジョー(連載開始1967年 生まれてない)

昔ってアニメは再放送が何度もあるのが普通で、あしたのジョーもアニメの再放送で観たのが最初。ブラウン管の向こうで「立つんだジョー」っていう丹下段平とともにジョーが力石と闘ってました。ちゃんと漫画を読んだのは結構大人になってからですね。ボクシングより拳闘って言葉が似合う男の世界。

その2 ゴルゴ13(連載開始1968年 生まれてない)

床屋とか、親戚の家とか、飲み屋のトイレとか、そういうとこにあるゴルゴ13。政治背景をしっかり描いてるから、世の中の要人が亡くなったときは、「あ、これゴルゴに殺されるな」って思うくらい世界中でゴルゴは暗躍してる。小学校くらいに床屋で読んだ時の印象は、なんかエッチなおっさん。でも、LINEスタンプを買うくらいには好き。

その3 キャプテン(連載開始1972年 生まれてない)

谷口ってほんとに素朴でかっこいいんだよなー。丸井や五十嵐という後輩にキャプテンが受け継がれつつも、それは谷口という存在があったからこそ。これもアニメの再放送から観た作品。未だにアニメの主題歌歌える。


君は何かができる 「キャプテン」 主題歌 Full - YouTube

その4 キン肉マン(連載開始1979年 4歳)

とにかく僕たちの世代では今さら言うこと無いくらいの一大ムーブメントを巻き起こした漫画です。漫画、アニメ、キン消しドンジャラ、ありとあらゆるものがキン肉マンだった。連載開始って僕4歳だったのか、、

子供のころはプロレスが人気で、夕方とかテレビでやってたし、キン肉マンのキャラもプロレスラーから取ってるキャラも多かったので、すごくリンクしてて面白かった。テリーマンがスピニングトーホールドを必殺技にしてたけど、未だにあれが効くのかどうか不明。定量化されてる超人パワーも適当だし、すぐに生き返るし、いろいろ設定がおかしいんだけど、そんな矛盾も全て面白い。とにかく超人がかっこいいのと技がかっこいいのが全て。悪魔将軍が超クールだったなー。でも悪魔将軍に向かっていくバッファローマンがいきなりカツラを脱ぎ捨てるのは納得いってない。

キン消しめちゃくちゃ持ってた。


キン肉マンマッスルタッグマッチ - YouTube
友達の家でこればっかやってた時期もあったな。

1980年代(幼少時~中学校)

その5 めぞん一刻(連載開始1980年 5歳)

中学校の頃にクラスで回し読みしてたのが最初。すげーキュンキュンする。思い出すとキュンキュンする。高橋留美子作品の中でもトップクラスに好き。

その6 みゆき(連載開始1980年 5歳)

みゆき(1)

みゆき(1)

血の繋がらないかわいい妹。みゆきが別の男(サッカーのプロ選手かなんか。幼なじみ)と結婚する式の挨拶でみゆきへの気持ちを伝えてしまう兄。なんだそれ、漫画か。今となっては、テーマソングだったH2Oの「思い出がいっぱい」の方が印象強い。

その7 ハイスクール奇面組(連載開始1980年 5歳)

すっげー好きだった。超好きだった。マジで面白かった。でも夢オチだった。それ以来「夢オチ、ダメ、ぜったい」って思ってる。

もちろん3年奇面組も面白い。

その8 Dr.スランプ(連載開始1980年 5歳)

この頃の鳥山明の絵っておしゃれなんだよね。ドラゴンボールになってからとはまた違ったおしゃれさがある。よくマネて描いたけど、全然ダメだったなー。ガッちゃんの天使設定とか、ターボくんが超能力使う設定とか、赤ちゃん~子供がつおい、って設定が好き。

その9 ブラックエンジェルズ(連載開始1981年 6歳)

ブラック・エンジェルズ1

ブラック・エンジェルズ1

「地獄へ落ちろー」(雪藤がスポークで刺す)
ブラックエンジェルズって、すぐ人を殺すし、女性はすぐに乱暴されるし、弱者は蹂躙されるし、ひどい漫画なんですよ。最後は世紀末設定で超能力とか使っちゃうし。でもね、ジャンプって昔はそんな漫画ばかりだったんですよ。時代が寛容だったんですね。もちろん僕はスポーク尖らして持つとこ曲げて、雪藤のマネしてましたよ。でも殺し屋になりたいなんて思ったことないよ。そういうもんでしょ。

その10 六三四の剣(連載開始1981年 6歳)

すっげーうろ覚えにも程がある、ってくらいうろ覚え。なので近いうち漫画喫茶でちゃんと読まなきゃな、って思ってます。六三四の剣の思い出は、ファミコンで、
電源入れっぱなしで六三四の剣を引っこ抜く

テニスを刺す

リセットボタン押す

電源入れっぱなしでテニスを引っこ抜く

六三四の剣を刺す

リセットボタンを押す

六三四が無敵になる
って裏技を覚えてます。

あとは、武者先輩のマシンガン突き。うろ覚えにも程がある。

その11 タッチ(連載開始1981年 6歳)

これは姉が全巻持ってて、何回も何回も読んだなー。アニメも毎年夏休みに再放送を見てた。達也と南のキスシーンと、和也が死んじゃうシーンは漫画史に残る名シーン(なんて、今までに何万人も言ってると思うけど)。夕方のニュース番組で、「南ちゃんを探せ」ってコーナーをやってたんだけど、南ちゃんなんて一人も出てこなかった。

その12 よろしくメカドック(連載開始1982年 小学1年生)

よろしくメカドック 1

よろしくメカドック 1

ワタナベが日産のZをワタナベ仕様にして乗ってる、そんな漫画。次原隆二の車漫画は、車への愛を感じる。昔は車へのあこがれも強く(時代的にも)、こういう良い車漫画が多かった。

その13 湘南爆走族(連載開始1982年 小学1年生)

湘南爆走族 (電子書籍版) 1

湘南爆走族 (電子書籍版) 1

湘南爆走族、略して「湘爆」。当たると痛ぇーぞ。ライバルである「地獄の軍団」のリーダー権田二毛作が後半になるにつれかっこいい。地獄の軍団が悪いってわかってても「信じなきゃいけないのは自分の仲間だ」として江口とタイマン張るエピソードは必見。実写で映画化もされてて、江口洋介織田裕二のデビュー作なのは有名な話(僕らの世代では)

その14 AKIRA(連載開始1982年 小学1年生)

AKIRA(1) (KCデラックス)

AKIRA(1) (KCデラックス)

なんだろう、全然覚えてない。AKIRAに出てくる通称「AKIRAバイク」がカッコよすぎてそれしか覚えてない。金田くんより、鉄雄の印象が強い。内容よりも画像としての認識が強い漫画です。

その15 風魔の小次郎(連載開始1983年 小学校2年生)

僕、車田正美の「技名言いながら、殴ったり、切ったり」って設定大好きです。「うおおお!ギャラクティカファントム!」的なやつね。この風魔の小次郎もホントそんな感じ。僕この漫画大好きで、少年漫画のいいところ全部入ってた。

  • 伝説の武器(聖剣)
  • 忍者設定
  • 学生
  • 超能力
  • 正統伝承者

こういうやつ。

特に武器はヤバい。僕はこの漫画で、剣が出てくる漫画を好きになりました。特に皇帝が持ってる「鳳凰天舞」とかこの命名センス半端ない。今となっては「どうせそうなんでしょ?」とかひねくれた目を持つ大人になりましたけど、竜馬が征嵐剣の正統伝承者だったときは超興奮しました。最近超読みたいと思ってるんだけど、いきつけの漫画喫茶に無いので悲しいです。

※結局我慢できなくて買いました

その16 北斗の拳(連載開始1983年 小学2年生)

北斗の拳 1巻

北斗の拳 1巻

ぶっちゃけこの漫画はケンシロウより、周囲の人物が魅力的過ぎるんですよね。ケンシロウが霞む。ラオウの死に様とか、ラオウとトキの一騎打ちとか、サウザーもそうだし、ユリアの周りにいる南斗五車星とか、あ、レイもそうだし、挙げればキリがない。この漫画も今のジャンプだったら連載できないんだろうなー。秘孔着いて人が爆裂するとか、手刀で人が真っ二つになるとか、そんなもんマネもできないし、教育上なんの問題も無いから、こういう作品こそジャンプで頑張って欲しい。今北斗の拳を連載できるとしたら、少年誌ではチャンピオンくらいかな。

その17 ウイングマン(連載開始1983年 小学2年生)

アオイさん可愛かったなー。桂正和作品では何気に一番好きな作品。アオイさんの去り際とかほんとに悲しい。書いた設定が実現できるドリームノートは、デスノートの原型とも言えるもので、僕はこっちのノートの方が欲しいデス。チェイング!

その18 銀牙 流れ星銀(連載開始1983年 小学2年生)

銀牙―流れ星 銀― 第1巻

銀牙―流れ星 銀― 第1巻

高橋よしひろは犬漫画の御大。この前に連載してた白い戦士ヤマトも相当おもしろかったけど、銀河はより小学生の心をがっちり捉えてました。未だに続編やってるあたり、みんな好きなんですね、犬漫画。犬が「絶・天狼抜刀牙!」とか言いながらグルグルまわって熊に挑むんですよ。ネズミがイタチに戦いを挑むガンバの冒険さながらに。考えれば考えるほど、スケールは小さいんだけど、ときどき飼い主出てきて、ハートフル。ベン飼いたい。

その19 ビーバップハイスクール(連載開始1983年 小学2年生)

正統派ヤンキー漫画。硬派のかけらも無い感じで、この時代の不良ってこんな感じだった。映画も面白かったなー。僕の周りでは、ボンタン狩りの時のテルのモノマネが流行ってました「なぁかまあ~」って言うやつ(笑
後はトオルとヒロシどっちが強いのか論争もあって、僕はヒロシ派でした。ビーバップも後半は単なるグダグダな日常だったので、カメマンとかあの辺の抗争までが面白かった、って感じですね。

その20 ドラゴンボール(連載開始1984年 小学3年生)

本当に面白くなってきたのは天下一武道会あたりから。最初のピッコロ倒すあたりまでのテンションの高さヤバい。成長には良き師とライバル、倒すべき敵がいればいい。小学校の時は鳥山明に憧れて漫画家を目指そうと思ってました。悟空の模写を良くしてた。Gペン買ってつけペンの難しさにめげて速攻で挫折したけど。

こないだある人たちと話してたんだけど、ジャンプのキャッチコピーって、「友情・努力・勝利」でしょ?ドラゴンボールはそれを見事に体現してるんだけど、ジャンプには「夢」が無い。悟空にも夢は無い。夢を持て、ってメッセージは発信してないんだよね。なので、ジャンプでは魅力的な主人公を描くことにより「あのキャラのようになりたい!」という夢を持つことを暗に提示してたんでしょうね。この時代は。

その21 聖闘士星矢(連載開始1985年 小学校4年生)

聖衣×星座という最強の感情移入設定は流石の車田正美!僕は射手座なので、星矢だし、アイオロスだし、ホクホクでしたね。蟹座の人から良く羨ましがられました。漫画家になりたい少年時代だったから、自作の聖衣とか良く描いてた。ただ早く殴る!それだけでも車田正美が描けば必殺技に!「ペガサス流星拳!」「ライトニングボルト!」グシャアァアァァ、的な。

その22 CITY HUNTER(連載開始1985年 小学校4年生)

シティーハンター 1巻

シティーハンター 1巻

ハードボイルドとか、男前とか、格好つけるには三枚目をいかに演じるか、ってのをCITY HUNTERから学びました。実践はしてないけど。

その23 魁!!男塾(連載開始1985年 小学校4年生)

魁!!男塾 第1巻

魁!!男塾 第1巻

何はともあれ「民明書房刊」ですよ。全ての源流は中国拳法にあり。小学校の図書館で民明書房刊をひたすら探したけどない。ゴルフの起源が呉竜府という拳法家というくだりあたりで、ああ僕は踊らされてたんだなと知るに至りました。近年、思い出せば思い出すほど、ギャグ漫画なんだけど、当時は本当に好きだった漫画。みんな中国拳法使いすぎ。宮下あきら本宮ひろ志とは違った漢を描く稀有な漫画家だと思います。

その24 究極超人あ~る(連載開始1985年 小学4年生)

ゆうきまさみといえば、パトレイバーよりもあ〜る派です。こんな楽しそうな部活に入りたかった。「やぁ」って昔よく言ってました。

その25 クッキングパパ(連載開始1985年 小学校4年生)

登場人物がどんどん歳をとるという、モーニングでも島耕作と対をなす存在。実際にこの漫画を読んで料理作ったなー。この漫画のいいところは、イヤな奴がいないとこ。幸せな漫画なんです。

その26 県立海高校野球部員山下たろーくん(連載開始1986年 小学5年生)


おで、おで、おで!!て、辰巳に殴られるまでがワンセット。僕はめちゃくちゃ強い主人公も好きなんだけど、こういう何か欠落してて、弱い存在の主人公も大好きです。まあ、結果的には相当強いんだけど(笑 周囲のキャラは、須永と棟方兄弟が好きです。

その27 ミスター味っ子(連載開始1986年 小学5年生)

さっきのクッキングパパと違って、全然作れない料理漫画(笑
作れないし、作ろうとも思わないけど、でもこの漫画読んで料理に興味持った人って多いと思う。そういう意味では世間への貢献度高いと思う。アニメで表現される味皇の「うまいぞぉおおおー」はすごいインパクトだった。大阪城壊したこともあるよ(笑

その28 F(連載開始1986年 小学5年生)

F 1巻

F 1巻

だいぶ大人になってから読みました。なので、あの当時っていうフィルタをかけて話せないけど、これいい漫画だよね。モータースポーツの魅力と危うさと、人格破綻した赤木軍馬とそれを取り巻く人達の人間模様が面白い。軍馬の子供の話もあるんだよね、、読んでない。読まなきゃ。

その29 迷走王 ボーダー(連載開始1986年 小学5年生)

この漫画そんなに知名度高くないと思うんだけど、超名作ですよ。子供の頃にこれを読んでギリギリの生き方、そういう人間の魅力を知りました。ロックだったりパンクだったり、レゲエだったり、音楽と精神性をリンクした表現をしていて、この漫画を通してボブ・マーリーを知りました。

その30 ジョジョの奇妙な冒険(連載開始1987年 小学6年生)

今さら僕が何を語る、ってことが必要では無いくらいメジャーな作品。よく議論になるのは「お前、何部が好き?」って話で、多分日本の中で毎日どこかでその議論はされてる。一巻を読むと、絵が気持ち悪いので女の子ウケが悪い。でも、魔少年ビーティーバオー来訪者から読んでれば馴染める絵なので、ぜひそのあたりからも読んでみて欲しい。

んで、僕が何部が好きといえば正直選べない。うーん、4部かな、、?日常に潜む狂気との戦いがいいよね、4部って。5部の高潔なギャング魂も捨てがたいよね。まあオススメ過ぎるので全部読んでください。スティール・ボール・ランも、ジョジョリオンも全部読みましょう。漫画喫茶に毎日通いつめてでも読みましょう。

その31 修羅の門(連載開始1987年 小学6年生)

未だにシリーズものがやってる長寿漫画だけど、連載当時の本編が好き。この頃、月刊少年マガジンでは鉄拳チンミって漫画もやってて、僕はどっちも好きだった。僕自身が身体が小さいこともあり、「柔よく剛を制す」的な格闘漫画好きなんですよね。憧れだな、これ。

その32 ろくでなしBLUES(連載開始1988年 中学1年生)

小学校高学年から、中学校くらいまでって、ヤンキー漫画全盛だなーと改めて思うよね。今思うと、少年漫画って不良を肯定している部分結構あるじゃん?あれってなんでなんだろうか?不思議だよね。今ジャンプ+でろくでなしBLUESが連載されてるから読んでるんだけど、週刊少年ジャンプで描かれる不良っていわゆるヤンキーじゃないんだよね。いわゆるヤンキーは週刊少年マガジンで描かれてる。「特攻の拓」とか「カメレオン」とか。月刊少年マガジンの「ヤンキー烈風隊」も好きだったな、そういえば。
んで、このろくでなしBLUESは四天王と戦うシリーズが好きでした。鬼塚がいいよね。当時の「今時っぽさ」があって、リアリティがあった。

その33 今日から俺は(連載開始1988年 中学1年生)

ジャンプでもマガジンでもない「週刊少年サンデー」の不良漫画。不良漫画って、ダブル主人公みたいな漫画多いでしょ?これもその一つ。

大体どっちかが正統派で、どっちかが卑怯者。そのテンプレにキレイに則って、かつサンデーっぽく明るくコミカルな感じ。僕の思うサンデーのキャラクターってこんな感じ。久しぶりに全巻読みたくなってきた。

その34 BADBOYS(連載開始1988年 中学1年生)

BADBOYS 1巻 (ヤングキングコミックス)

BADBOYS 1巻 (ヤングキングコミックス)

広島が舞台、っていう珍しい漫画。この漫画のヤンキーはホント悪いんだよね。後半に行くにしたがって、怖いくらいに悪い。だから続編のグレアーとかあの辺は読んでない。でも、その真に迫る感じの怖さがストーリーとしては面白いんだよね。自分自身ヤンキーでも不良でもないけど、そういう漫画は好き。年代別に見てみると、この時代の漫画はそういう名作が多いんだな(笑

その35 ツルモク独身寮(連載開始1988年 中学1年生)

この漫画って、女の子がかわいいんですよ。うん、とにかくそれだけはしっかり覚えてる。そんな女の子を描く窪之内英策Twitterは良くみてます。かわいい女の子がアップされるので。

twitter.com

その36 寄生獣(連載開始1988年 中学1年生)

寄生獣はホントに面白い。なんか淡々と進むんだけどね。ミギーの設定もそうだし、田村玲子の子供を産むあたりとか、種の違いと種の保存に対してが描かれてる。大きい虫が現れたら、人間はこんな感じで捕食されるんだろうな。「パクっ」てね。こういう面白い作品って、なんか「評論」したくなっちゃう感じなんだろうけど、10巻程度だし、まあ読めよって思います。絵も気持ち悪いし、とっつきにくいけど面白いよ!あと、映画は観てないけど、ミギーの声が阿部サダオってことだけは評価してます。ハマってそう。

その37 ダイの大冒険(連載開始1989年 中学2年生)

ダイの大冒険は誰がなんと言おうと、ポップの成長を楽しむ漫画です。逃げ腰及び腰のポップが生まれながらの勇者であるダイを間近で見続け、自身が成長をしていく。賢者ではなく「大魔導師」であるポップは超かっこいいんですよ。サブキャラの成長って大好物なんだよなー。人間味のあるキャラがどんどん成長していく姿に感情移入します。

その38 帯をギュッとね!(連載開始1989年 中学2年生)

柔道漫画って結構あるんですが、さわやかでちょっと現実離れしてて、でもかっこいい、的な「こんな柔道部ねーよ」の典型みたいな漫画です。柔道部物語の対極にあるようなポジショニング。実際の高校生って、男女の柔道部で交流ってあるのかな?ビジュアル以外はまじめに柔道してるよ!

その39 DEAR BOYS(連載開始1989年 中学2年生)

長い!長いんだよDEAR BOYS(笑 結構ちゃんとしたバスケ漫画なんだけど、時代が変わり、やってる最中にバスケのルールも変わり、ACT2になって絵柄も変わり、間延び感出ちゃったよなー。いや、面白いんですよ。

んが、とうとう終わるらしいですね。

楽しみです。

その40 はじめの一歩(連載開始1989年 中学2年生)

はじめの一歩(1) (講談社コミックス)

はじめの一歩(1) (講談社コミックス)

長い!長いんだよはじめの一歩(連続 DEAR BOYSは月刊だけど、これは週刊だからね。より長い印象がある。正直毎週読んでてもいつ終わるのか見えない。一歩が世界チャンピオンになれば終わるんだろうけど、まだまだ先だろうし、ラスボスが誰なのかもちょっとわからない。でも、周辺のキャラクターが魅力的なので、そういうキャラのストーリーが出てくるのはいいよね。個人的には木村のタイトルマッチに挑戦する話がすごい好き。

その41 ベルセルク(連載開始1989年 中学2年生)

壮大なファンタジー!青年誌におけるファンタジーものってあんまりおもしろいもの無いんですけど、ベルセルクはめちゃくちゃおもしろい。キャスカが「贄」にされる前後のテンションの上がり方ヤバいです。ただ、子供には見せたくない漫画だね。受け止められる年齢になってから読んで欲しい漫画(笑
グリフィス復活後、ますます「この漫画終わるのか?」って感じで不定期で連載されてます。

1990年代(中学校~そこそこ大人な24歳まで)

その42 クローズ(連載開始1990年 中学3年生)

この漫画の何がすごいって、徹底して女のキャラが出てこない。青春の最大要素である恋愛が全く描かれない。なので、超純度の高い「不良」が描かれてるんですよね。「俺が一番つえー」ってやつです。

あとは、「世代交代」の描き方がすごいいい。それぞれの「団体」でそれが行われて、世代最強を争う感じがたまらない。団体は大きく4つあって、

  • 鈴蘭高校(坊屋春道、ほか)
  • 黒焚連合(ブル、ほか)
  • 武装戦線(九能龍信、ほか)
  • 鳳仙学園(美藤兄弟、ほか)

これらの中で、毎年チャンピオンを決めていく。んで、そのチャンピオンたちが「俺が一番」を決めにくるというシンプルな漫画です。リンダマンみたいな別格の存在もいるんだけど、それがまたいい。

この漫画の魅力はゼットンが言ったセリフに集約されてます。

たかが最強程度で最高に勝てるわけがねーだろうが

その43 SLAM DUNK(連載開始1990年 中学3年生)

SLAM DUNK 1 (ジャンプコミックス)

SLAM DUNK 1 (ジャンプコミックス)

  • 作者:井上 雄彦
  • 発売日: 1991/02/08
  • メディア: コミック
僕が中学3年時に連載開始されたSLAM DUNKですが、今年中学校に入学した息子がバスケ部に入部したので、大人買いしました。世代を超えて夢中です。

  • 内容が普遍的で、ファンタジーではない
  • 絵柄が古くない。そもそもほとんどユニフォーム
  • 適度な長さ

ファンタジーじゃない、ってのは、黒子のバスケとかテニスの王子様的な要素が無いってことですね(笑 なので、子供から大人、世代を超えて面白い。絵柄が古くないってのも重要で、この時代の漫画を読むと絵柄古いと子供は読みづらいと思うんですよね。それがない。あとは結構すっぱり終わったとこですね。余韻って重要です。

アニメの主題歌が時代を感じるラインナップ。懐かしいね。

その44 幽☆遊☆白書(連載開始1990年 中学3年生)

  1. 初期設定は普通の人間
  2. 気づいたらバトル設定
  3. 異世界を巻き込みさらなるバトル
  4. 倍々で上がっていくパワーインフレ
  5. 決着はトーナメント
  6. 上には上がいる

というジャンプ王道のストーリーです。魔界でのトーナメントなんて超ご都合主義なんだけど、ホント燃えます。萌えます。どんどん絵も上手くなっていくし、テンポが良いのであっという間に読めると思います。

その45 イオナ(連載開始1990年 中学3年生)

「こんな先生いいなー。」現場からは以上です。

その46 グラップラー刃牙(連載開始1991年 高校1年生)

地上最高のガキ、範馬刃牙。それを遥かに上回り、全てを蹂躙し凌駕する親父、範馬勇次郎。まあなんつーか、「ファンタジー」ですよ。この漫画大好きで、本当に大好きで、いつでも脳内で地下格闘トーナメントを開催してます。

魅力を伝えようと思ったら、だらだらと20,000字くらい書いてしまい誰も読まなそうなので、今日は僕の好きな技を書いていこうと思います。

  • 剛体術(範馬刃牙
  • 握撃(花山薫)
  • 紐切り(鎬昂昇)
  • 合気(渋川剛気)
  • 「アッ!」(ガイア)

グラップラー刃牙の続編で、バキ、範馬刃牙刃牙道、さらにはバキ道と連載継続中なのですが、現在はクローンで作られた宮本武蔵に魂を入れて闘ってるっていうまさに時空を超えたファンタジーなので、一周まわってさらに面白くなってきました。

どんどん大きく描かれるようになる刃牙の目。

その47 花より男子(連載開始1992年 高校2年生)

少女漫画読まない人もこれは読んだ方がいいです。超面白いから!少年漫画以上に設定の甘さがある漫画なんだけど、やっぱり恋愛ものっていいなー、って思わせるのはこの漫画の素晴らしいところ。男子が考える厨二的な最強設定を、女子が考える厨二設定はこういう漫画なんだろうな、って感じです。イケメンに囲まれ、モテまくる、っていうね。

その48 のぞき屋(連載開始1992年 高校2年生)

のぞき屋 (1) (小学館文庫)

のぞき屋 (1) (小学館文庫)

なんていうか、全般的に表現が「汚い」作品なんだけど、すげー面白い。今はなきヤングサンデーの名作。

その49 行け!稲中卓球部(連載開始1993年 高校3年生)

ギャグ漫画のレジェンド。何から何まで笑うしかない。前野・井沢・田中の悪魔っぷりが最高。

その50 浦安鉄筋家族(連載開始1993年 高校3年生)

愛すべきマンネリ漫画。やってることはずーっと同じで、小鉄が裸で、大鉄がタバコ吸って、春巻きが「ツィー」って言ってる。あとはうんこ出しときゃ面白いっていう小学校低学年漫画です。プロレスラーへの愛を人一倍感じる漫画なので、プロレス好きにもオススメ。

その51 サラリーマン金太郎(連載開始1994年 19歳)

サラリーマン金太郎 第1巻

サラリーマン金太郎 第1巻

ご都合主義の極みです。本宮ひろ志の漫画の中でも、とにかく都合よく進む。あまりの都合の良さに金太郎も「都合良すぎねえか?」とか言っちゃったりする漫画です。ただ爽快なんですよね。どこかで「男とはこうありたい」っていう琴線に触れる感じがあるんだよなー。率直に言えばうらやましいっていうだけなんだけど(笑

その52 MONSTER(連載開始1994年 19歳)

MONSTER 完全版 (1) (ビッグコミックススペシャル)

MONSTER 完全版 (1) (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者:浦沢 直樹
  • 発売日: 2008/01/30
  • メディア: コミック
ミステリー好きな人におすすめ。「いい映画観たなー」って余韻が残る漫画です。

その53 湘南純愛組(連載開始1994年 19歳)

本気になるとあらゆる血管が顔に集中して「ビキビキ」って描かれる表現が好きです。不良×喧嘩×バイク×恋愛、っていう横浜・湘南あたりの神奈川設定の王道ですね。世間的にはGTOの方が知名度も評価も高そうだけど、僕はこっちの方が好き。

その54 新世紀エヴァンゲリオン(連載開始1994年 19歳)

シンジくん...って感じの話。アニメとは展開ちょこちょこ違うんだけど、とにかくシンジくんもうちょっとキビキビ動こうぜ!って漫画です。初号機が一番カッコいいよね。ケーブル取れると動かなくなるっていう超アナログな感じも良い。おすすめしておいてなんですが、最終回は...むーん。賛否両論あるんでしょうけど、パラレルワールドで復帰する、ってのはなんでもありになっちゃうからなー。

その55 荒くれNIGHT(連載開始1995年 20歳)

すかした感じのロックンロールがBGMで流れてる漫画で、吉田聡が描くそういう雰囲気が好きです。チーム同士の抗争がどこか悲しいのも特徴で、夜光蟲との抗争なんかはそういう葛藤が多く感じ取れるいい話。

その56 SURF SIDE HIGH-SCHOOL(連載開始1996年 20歳)

これ途中で終わっちゃってるんだよね。ギャグ満載だったり、急に真面目にリアリティあったり、緩急あって好きでした。でも未完って良くないよね。

その57 僕といっしょ(連載開始1997年 22歳)

古谷実の漫画はここまでかな。イトキン超好き。この漫画以降はなんかダークサイドに行っちゃった感じでどうしていいかわからないんだけど、この僕といっしょはギリギリのラインなので面白かった。イトキンみて辮髪(べんぱつ)にしたくなった22歳でした。

その58 ONE PIECE(連載開始1997年 22歳)

おお、ONE PIECEはもうこんな時期に連載開始してるんだね。とにかく「ザ王道」の漫画ですよ。面白いものは面白い。なんだかんだここ10年以上はONE PIECEを楽しみにジャンプ読んでます(最近は月1回くらい休載するけどさ)。

ジャンプって「友情・努力・勝利」がテーマなんだけど、そこに対して明確に「夢」を持ち込んだのはONE PIECEなんじゃないかな。チームがあって個人の夢がある。「海賊王に俺はなる」とか夢を公言してるのって、実はジャンプ漫画では珍しいんだよね。悟空に夢なんて無かった。って話を最近してて、確かになーって思った次第です。時代背景もあるんでしょうね。

ここでも僕の「サブキャラの成長萌え」が出るんですが、ウソップが好きなんだよねー。最近は見聞色にも目覚めていて、実際に強くなってるんだけど、ウソップの魅力は精神性だと思っていて、ここぞと腹を決めた時の強さがたまらない。ルフィとの決闘とかホント面白かった。

その59 ROOKIES(連載開始1998年 23歳)

世の中は熱血教師を求めてる。そんな作品です。ドラマも面白かったよね。

その60 軍鶏(連載開始1998年 23歳)

軍鶏 (1) (Action comics)

軍鶏 (1) (Action comics)

  • メディア: コミック
終わってみれば、誰も救われなかったな、っていう感想なんだけど、一つ一つの戦いはすごくピリピリしてて面白い。戦いに身を投じ続けることで生きていくという刹那的な話です。

その61 バガボンド(連載開始1998年 23歳)

バガボンド(1)(モーニングKC)

バガボンド(1)(モーニングKC)

  • 作者:井上 雄彦
  • 発売日: 1999/03/23
  • メディア: コミック
バカみたいに「俺は強い!」展開から、自身の心の葛藤を中心に物語が進んでいく見せ方好きです。最近この漫画で井上雄彦は扱いが芸術家みたいになってきてるので、そんなのどうでもいいからしっかり漫画を描ききって欲しいでござる。

その62 殺し屋1(イチ)(連載開始1998年 23歳)

のぞき屋よりも、さらに「汚い」感じの漫画。マジで変態の塊みたいな登場人物がひたすら出てくる。垣原は僕の中で漫画史に残る気持ち悪さと怖さがある。

その63 HUNTERXHUNTER(連載開始1998年 23歳)

休載も多いし、設定も複雑なので、定期的に読み直さないとわからなくなる漫画。ゴンとキルアが少年だからジャンプで連載してるけど、時々出てくる表現のグロさを考えたら、月イチ連載にしてヤンジャンでやれよ、って思ってます。集英社にはぜひ検討いただきたい。面白さは正義なのと、まあHUNTERXHUNTERだからしょうがない、って空気を作り出してる作者の勝ちだな。

その64 BECK(連載開始1999年 24歳)

しがないアマチュアバンドマンだった僕にとってはホントに夢みたいなストーリー。音を作り出すのは人間ドラマなんだよね。何度読んでも本当に面白いので、バンド経験がある人は全員読むべき作品。漫画は音が出ないから、音楽性の違いも無く読めるよ。

その65 NARUTO(連載開始1999年 24歳)

年代を追って振り返っていくと、本当に王道漫画には共通点が多いよね。NARUTOONE PIECEと同じく、「友情・努力・勝利+夢」な漫画で、「火影になる!」って公言してるところが新時代のジャンプ漫画を表現してる。ナルトとサスケのライバル関係は、互いへの劣等感や憧れ、愛情がこじれ複雑に展開していく。って感じなんだけど、まあそういうのはどうでもよくて、面白いから読んだほうがいいよ、って漫画です。70巻一気に読める漫画ってなかなか無いと思うので、本当におすすめ。

その66 20世紀少年(連載開始1999年 24歳)

20世紀少年: ともだち (1) (ビッグコミックス)

20世紀少年: ともだち (1) (ビッグコミックス)

  • 作者:浦沢 直樹
  • 発売日: 2000/01/29
  • メディア: コミック
映画が話題になって、原作を読んだパターンのやつです。高田馬場にある漫画喫茶で一気に読みましたが、すごく良く出来てて、良く出来過ぎてて、「あれ?結局どうなったんだっけ?」っていう謎めいた感想になってます。もう一回読まなきゃ。ただ、そういう余韻で話ができる漫画って少ないので、やっぱり面白かったことには間違いないです。「ともだち」って誰よ?っていうね。

2000年代(25歳〜おっさんになりかけの34歳まで)

その67 ホーリーランド(連載開始2000年 25歳)

ヤンキーでも不良でも、格闘技でもなく「ストリートファイト」っていう新しいジャンル。何気に無い設定で面白いです。

その68 BLEACH(連載開始2001年 26歳)

「なん...だと...?」でおなじみのBLEACHです。もうこれ以上の厨二魂少年心をくすぐる漫画は出てこないんじゃないかな、ってくらいに詰め込まれてます。僕26歳から読み始めてるからなんとか平静を保ててますが、これを小学校から読んでたらヤバイね。暗黒街道まっしぐらになってます。多分90番台の鬼道を常に詠唱してると思います。

「いつか卍解できるようになるかな」そんなことを思い続けて少年時代が終わるイメージがする。危険な漫画です。ただなー、剣が複雑過ぎるんだよね。そこは風魔の小次郎くらいシンプルにして欲しかった。覚えきれないよ。

その69 WORST(連載開始2001年 26歳)

今回、このエントリの中では唯一、続編も別の漫画として選びました。そのくらい面白い。クローズの中でブルを有する黒焚連合がWORSTの中ではすでに崩壊してて、より群雄割拠感があるストーリーになってます。みんなおしゃれなんだよねー。この漫画はホントにおしゃれ。それってすごい重要で、時代による感情移入がしやすくなるわけですよ。本宮ひろ志宮下あきら車田正美が描く学ラン不良とは一線を画してる感じ。あんな不良は世の中にいないでしょ?ってね。

この漫画で一番好きなセリフは、米崎(コメ)が九里虎(グリコ)に言ったこのセリフ、

数ある不自由と戦わずして自由は手にできねーんだぜ

ああ、かっこいい。コメは喧嘩で一切活躍してないけど、こういうポジションだよね。みんな思ってると思うんだけど、花は「不良」では一切ないんだよね。田舎の素朴なあんちゃんって感じ。なんで喧嘩するのか?その辺のスピンオフは描いて欲しいなー。

その70 QP(連載開始 不明)

クローズやWORSTと繋がってる世界で、本当に最強なのは多分このQPこと石田小鳥。間違いない。リンダマンが勝てるかどうか、ってくらい。

その71 鋼の錬金術師(連載開始2001年 26歳)

この漫画はマジで無駄がない。全部しっかりつながってて、理不尽とか不条理とか、そういうものもしっかり描かれている人間ドラマ。長さもちょうどいいので、「面白い漫画ない?30巻くらいで」って聞かれたらオススメする漫画です。

その72 ブラックジャックによろしく(連載開始2002年 27歳)

読んでてずーっと胃が痛くて胸が苦しくなる話ばかり。「重たい」んだよね。世の中にはこんなに向き合わなければいけないことがあるのか、って気づける話が満載です。つら。

その73 アイシールド21(連載開始2002年 27歳)

とにかく絵が好きです。いまだにアメフトのルールもわからないけど、40ヤード4秒2は神の領域ってのは覚えてる。アメリカ合宿の時に、セナが自分の正体をバラす瞬間は鳥肌が立ちます。

その74 毎日かあさん(連載開始2002年 27歳)

毎日かあさん カニ母編

毎日かあさん カニ母編

西原理恵子の漫画はどれも好きなんですが、この毎日かあさんは等身大のエッセイって感じで読みやすい。泣きどころも多く、鴨ちゃん亡くなったあたりは嗚咽もれるレベルで泣いた。

その75 DEATH NOTE(連載開始2003年 28歳)

主人公の頭脳バトル。月はマジでクズだなー。犯罪者以外を殺してしまった時点で月に大義は一切無くなるんだよね、そりゃダメだわ。負けるよ。僕の中でこの作者(作画)が描く漫画は、漫画界のビジュアル系だと思ってる。BLEACHもそう。

その76 PLUTO(連載開始2003年 28歳)

鉄腕アトムのリメイク。短編ですっきり読めるので、短い漫画を探してる人にはおすすめです。こうやって時系列追っていくとわかるけど、浦沢直樹って超描いてますね。すげーな。

その77 ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(連載開始2004年 29歳)

霊を怖く描いてる漫画で、僕が小学生の時に連載してたらトラウマものだったはず。

ってくらい、魔法律は使ってみたい。アウロロロアエアア。

その78 新宿スワン(連載開始2005年 30歳)

生々しいよね。新宿って良く行く街なんだけどこんなの読んだら生々しすぎて怖いです。ただ、その生々しさが面白いので、一度は読んだほうがいい漫画です。

その79 デトロイト・メタル・シティ(連載開始2005年 30歳)

僕の中では稲中以来のメガヒットギャグ漫画。ホントくだらないんだよね(笑

映画も観たし、アルバムも買ったし、「SATSUGAI」をカラオケで歌ったことあります。そのくらい好きな漫画でした。作者はホント全然音楽知らない人だと思うんですよね。それが振り切れてていい。超適当な描写が多い(笑 悩み事があるときにでも読んでみてください。

その80 べしゃり暮らし(連載開始2005年 30歳)

最初ジャンプで連載してて、その後不定期連載でヤンジャンに移った漫画なんだけど、そのままジャンプで連載してて欲しかったです。小学生にこそお笑いの原点である漫才をしっかり理解させて欲しかった(というオッサン意見)。

その81 キングダム(連載開始2006年 34歳)

僕の周辺(業界)ではとにかく盛り上がってる漫画。時にリーダー論、時に組織論、時に戦略、全てを会社に当てはめて考えられる内容に大人が夢中です。

自分自身を何のキャラに置くのか、どうなりたいのか、そういうものを小学生以来本気で議論したりしてます。僕が憧れてるのは「李牧」。実際に自分を表現するとしたら最近は「昌文君」でいたいと思ってます(相当良い表現してますが笑)。ガシガシ戦えるジジイでいたいです。

何はともあれ、僕の漫画人生でもトップクラスに位置付けられてます。先が楽しみだなー。

その82 ハチワンダイバー(連載開始2006年 34歳)

将棋一つで世の中が動いてる感があるのは、麻雀一つで裏社会が動く哭きの竜を彷彿とさせます。受け師さんの強さを見ると、こういう頭脳戦的なものって男女差無い勝負だなー、って思うとともに、でもそういう対決ってニュースになったりしないよね。漫画ではそれが簡単にできる。やっぱり漫画っていいなー。

その83 少女ファイト(連載開始2006年 31歳)

主人公の大石練が精神的に大人になっていく過程と、小田切学がどんどん戦力になっていく感じがたまらなく面白い。結構恋愛要素も描かれていて、甘酸っぱい青春って感じもまたいい。意外と女子バレー漫画って少ない気がします。少女漫画にはあるのかな?

その84 ちはやふる(連載開始2007年 32歳)

美少女が競技かるたに情熱を燃やす!字面だけみたらなんかキワモノの印象だけど、いやいや、超絶面白いですよ。こんな世界があったのか!まさにそんな感じ。当たり前なんだけど、美少女なので、ちはやをめぐっての恋愛模様がまた面白い。太一と新の3人の気持ちを考えるとキュンキュンしますよ。(僕はキュンキュンする漫画大好きです。おっさんだけど)

その85 3月のライオン(連載開始2007年 32歳)

高校生プロ棋士が主人公の将棋漫画。勝負の世界を、勝負中よりも、その背景とかの心理をひたすら描いてる感じです。みんなが背負ってる人生がそこそこ重たいので、そこもみどころ。3姉妹のオヤジは最近類を見ない感じのクソ野郎でした。零とひなた結ばれて欲しいなー。

その86 エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(連載開始2007年 32歳)

最近仕事の関係で勧められたんだけど、とても勉強になる漫画でした。絵柄もひどいし、パースも崩れたキャラだけど話が面白い。いちいち理屈っぽいんだけど、ためになる。

30過ぎたら利息で暮らせ

これは名言。

その87 宇宙兄弟(連載開始2008年 33歳)

僕、兄弟って設定で夢を追い求める漫画ってあんまり好きじゃないんですよね、ホントは。なんとなく比較対象が常にそばにいて、親や学校はそれをずーっと見てるし、評価してる。そんな環境って読んでるだけで息苦しいなってさ。

ただ、その息苦しさも描きつつ、「ああ、兄弟っていいな」って思えるのもこの漫画の良さだよね。兄弟だからこそわかることも多いし、言えることも多い。そろそろまとめてちゃんと読み直そうっと。

その88 バクマン。(連載開始2008年 33歳)

青春とは、純愛と夢、それを友情(仲間+ライバル)が実現させる、そういう公式で成り立ってるんですよ。僕は小学校の時漫画家を目指してた(一瞬だけ)ので、この漫画が当時あったら絶対に漫画家になろうと思ったはずです。無理矢理にでも純愛対象を見つけ出す感じで。映画もすげー評判良いので観たいと思いつつ観れてない。

その89 弱虫ペダル(連載開始2008年 33歳)

ここ最近のメガヒットです。絵柄が好きじゃないなーって思ってて(チャンピオンにはそういう作品多い)、でもすごい人気っぽいので読んでみたらハマった。そもそも、主人公である小野田坂道とか、そういうフィジカルで明らかに劣る感じのキャラが強いってのは使い古された表現ではあるのだけど(どこが弱虫なんだ、と)、「自転車はそういう人が勝つスポーツだ」くらいのことが描いてあって、「ああそうなのかも」って思ったりもしてます。やばい、自転車が欲しくなってきた。

突破するっきゃないっショ

クライマー巻島裕介のしびれるセリフです。

その90 ワンパンマン(連載開始2009年 34歳)

クッソ強い主人公(サイタマ)がひたすらに怪人を倒し続ける漫画。なんていうか、爽快な漫画です。とにかく絵が好き。もともとWeb漫画だったんだね、ワンパンマンって。しかもほんとに個人ホームページって感じのWeb漫画。知らなかった...
ワンパンマン

2010年代(35歳〜)

その91 グラゼニ(連載開始2010年 35歳)

球漫画なんだけど、ほとんどの話は試合じゃなくて、心理的な葛藤がメイン。実際のプロ野球もこんな感じなのかもと思わせるリアリティさがそこにはあるよね。打算な感じ半端ない(笑 年収を気にする主人公だから、すごくハングリーで計算高いんだけど、最近はそれが失われつつある。そういうのも人の気持の描写として面白いですよ。

その92 日々ロック(連載開始2010年 35歳)

超絶ロックでパンクなバンド漫画。BECKとは全然違うんだけど、どうしようもなくカッコいい。こんなバンドマンになりたかった。これがロックだよ。

その93 ハイスコアガール(連載開始2010年 35歳)

この漫画はアーケードゲームを通じて、小学生時代からずーっと成長していく漫画です。どうしようもないゲームバカのハルオが、無口な晶が、ゲームなんて興味なかった小春が、思春期になり互いを意識し始める、その光景がもどかしくて、超キュンキュ(略

なんだか揉め事も解消されたっぽいので、さっさと連載を再開して欲しいでございます。

※その後再開!!いやっふー

その94 東京喰種(連載開始2011年 36歳)

寄生獣にも通じるんだけど、種の違い、種の保存や捕食する側される側、の問題みたいな漫画です。生きるためには喰うしかない。見た目が同じだからお互いに苦労する。僕は漫画に出てくる武器って大体カッコいいと思うし、欲しくなるけど、「クインケ」は全く欲しくない。背景がグロいからだろうね(苦笑

その95 銀の匙(連載開始2011年 36歳)

酪農や農業、ばんえい競馬とか全く知らない世界をすごくリアルに淡々と表現してる。学生の気持ちの描写が真に迫る感じで、身につまされる。命に向き合ったり、一生懸命だったり、登場人物に対して「頑張れ!」って声かけたくなる漫画です。

その96 四月は君の嘘(連載開始2011年 36歳)

ここ数年で一番泣いた。夜中の2時くらいに漫画喫茶で嗚咽をもらして泣いた。わかってたんだよ?わかってたんだけど、変えられる何かがあるんじゃないかとも思ってた。純愛だったり、青春だったり、そういうベッタベタな設定が好きな人は絶対に読みましょう。一気に読める巻数で完結したので。泣きたくなったらまた読もうと思います。

その97 かくかくしかじか(連載開始2012年 37歳)

漫画っていうか、エッセイって感じ。実話に基づいてるからってのもあるんだけど、キャラクターが真に迫る感じ。日高先生とか、絶対どこか欠落してる感じなんだけど、そういうのが魅力なんですよね。惹き込まれる。これも泣いたなー。切ない。しかし、美大の人ってみんなこんな感じなのかな?美大に入る人はなぜ美大に入るのか?なんか哲学的なものが見え隠れするよね。

その98 クロコーチ(連載開始2012年 37歳)

3億円事件を新しい視点から描いてるミステリー。このストーリーはホントによく出来てて、「何が正義か?」を自分に問い続けるような内容になってる。実際に警察上層部ってこのくらい黒いのか?公安ってこのくらい黒いのか?汚職とか日常茶飯事なのか?日本でも簡単に刑事って発砲してるのか?ひたすらに疑問が湧き続ける。そのくらいリアル。黒河内のときたま見せる人情味とかで救われるけど、物語はまだ終わってなく、ドキドキして読んでる。

さっきWikipedia見たら、ドラマの主役がTOKIOの長瀬だったと知りショックを受けてます。見た目違いすぎだろ。僕の中では、ビーバップハイスクールの映画版で刑事やってた地井武男がイメージぴったり。

その99 ギャングース(連載開始2013年 38歳)

裏社会に対して詳しすぎて怖い漫画。社会の闇しか表現してない。でも、それを読んでてつらくならないように描いてるのはいいよね。カズキのバカっぽさに救われる。実際には悪いことしてるんだけど、そういうどうしようもない子どもたちが救われる国を作りたい、そういうものは共感できるよね。

その100 ワールドトリガー(連載開始年2013年 38歳)

最近改めて全部読み返したら面白かったので今回新規追加(2016年11月)。僕の中でじわじわきてる。淡々と進むし、トリオン体の緊張感の無さがちょっとどうかなって思ってたんだけど、だんだん世界観が理解できてきた。

その101 BLUE GIANT

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

アツい!アツい!アツい!音楽漫画って、当たり前だけど音が出ないので表現難しいんですよね。しかもジャズ。一般的に馴染み薄いし、ホント難しい。がしかし、それらを補って余りあるアツさ。これは超名作です。有無を言わさず読みましょう。新規追加(2016年11月)


その102 ダンジョン飯

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)

ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)

「美味しそう」不覚にもそう思います。僕はこういうファンタジーな漫画を待ってました。どんな終わり方するかとか全然わからないけど、設定と描写が細かいので、RPGな世界観に引き込まれてホント面白い。


その103 ゴールデンカムイ(連載開始2014年 39歳)

何がどうって例えづらい面白さではあるんだけど、グルメありグロめあり、決してライトではない内容。でも軽快に読み進められます。アシリパさんのかわいさかなあ。


その104 僕のヒーローアカデミア(連載開始2014年 39歳)

ONE PIECE以来のジャンプ期待の星、って感じのメジャー感たっぷりな漫画が出てきた!これね、面白いです。能力を「個性」と表現してるんだけど、なかなかなんでもありで良い感じ。キャラクター増えすぎると個性が枯渇しそうなので、そろそろ安定したキャラの成長でストーリーを広げていって欲しいところ。「ヒーローとは?」このテーマもシンプルでいい。名作の匂いがするので、読者アンケートとかに左右されずに世界観をまっとうしていって欲しいなあ。

その105 東京卍リベンジャーズ(連載開始2017年 42歳)

タイムリープものっていっぱいあるんだけど、ヤンキー/不良もののタイムリープって新鮮で面白い。武道アツいよね。どうやって終わるんだろう。楽しみ。

その106 僕の心のヤバイやつ(連載開始2018年 43歳)

僕最近気がついたんですが、ラブコメ、、好きですね。こんなおっさんになってから気が付きたくなかった事実ではありますが。そんな中でもこの僕の心のヤバイやつはトップクラスに面白い。最近のラブコメだと、「ぼくたちは勉強ができない」も好きだったので、誰か僕にキュンキュンするラブコメをレコメンドしてください。

その107 呪術廻戦(連載開始2018年 43歳)

ジャンプの王道を行く漫画。やっぱこういうの面白いよね。術式とかたまんない。

記憶のあいまいさにびっくり

1980年代がアツい

1980年代は漫画を読み始めた頃ってのもあって、だいぶ記憶が美化されてる傾向にあったなあ。タイトルも絵も覚えてるのに、肝心のストーリーがあいまいな漫画が結構あった。漫画って「画像」で覚えてるんだなー、って思いましたよ。特に絵が好きな漫画は。

まだまだいっぱいある

100個選びながら、選んだあと、見直してると、いつでも入れ替えが発生してました。漫画はホントに面白い。実際100個選んで書き始めた時、いつまでたっても終わらないと思ったし、50個で良かったなーとか何度もくじけそうになりました。でも100個書いて良かったです。達成感あるので、次は違う視点で書いてみよーっと!

2020年12月追記)久しぶりに更新したけど、全然書ききらない(笑 まだまだいっぱいありすぎる。
ちょっと追加するだけなんだけど、調べて感想書いて、ってなかなか大変だな。
ジャイアントキリング進撃の巨人ギャングキング、BEASTERS、ファブル、ボールルームへようこそ鬼滅の刃、ブルーピリオド、ホントいっぱいある。