にったろぐ

漫画が好き。散歩が好き。ものづくりが好き。

ゴールデンカムイはディープにグルメでライトにグロめな新感覚漫画

漫画大賞2016の大賞「ゴールデンカムイ」を読んだ

ヒンナヒンナ、こいつあヒンナだぜ

ゴールデンカムイを最初に読んだのはヤングジャンプ本誌ではなく、少年ジャンプ+のアプリで1巻無料で配布されてた時。その時は「こんな漫画やってるんだ」くらいだった。でも僕ミーハーなので、漫画大賞2016の大賞が発表されて急に読みたくなってきた。「あ、あの漫画だ」って。
これね。

ってことはもうみんな読んでるわけですよ。なので読んだことある人が「そうそう」って思えるようなエントリにしたいと思います。

杉元脳みそ食っていいぞ

この漫画の魅力って、僕が思うに大きく5つあります。

  1. とてもディープなジビエグルメ
  2. 初めて知るアイヌの文化
  3. さらっと描かれる残酷な描写
  4. 憎めないキャラクター群
  5. アシリパさんかわいい

そもそものストーリーにおける目的はガン無視な5つですみません。これらが独特の間合いで描かれてるのが魅力だなー、って僕は思ってます。

1. とてもディープなジビエグルメ

時代は明治初期、場所は北海道。まだまだ自然と共存している時代です。いきなり話が脇道へ行くんですが、ゴールデンカムイは絵柄や服装のデザイン、キャラクターの口調などで時代を古臭く感じさせずに、現代(いま)っぽく読ませるのがうまい漫画です。時代に合わせ過ぎると読みづらいですからね。こういうの重要。

さて、話を戻すと、この漫画ってめちゃくちゃ動物食べるんですよ。いわゆるジビエです。本当に多様で、

  • リス
  • ウサギ
  • クマ
  • ウマ
  • シカ
  • オオワシ
  • アザラシ

などなど、とにかく食べます。しかもただ食べるだけではなくて、描写が細かい。後述するアイヌの文化にも関連するんですが、詳細を書くことによって何を大事にしてるか、ってのがよくわかります。

それらをコミカルに描いてるのがアシリパさんの杉元への気遣いですね。
「杉元脳みそ食っていいぞ」
「杉元目だま食っていいぞ」
それらを食べることができるのは貢献者だけ、という狩りをしたものへの敬意が含まれています。杉元がイヤな顔したときのアシリパさんかわいい。

ヒンナヒンナ

2. 初めて知るアイヌの文化

小中高くらいまでを通して、アイヌの文化って全然教わることってないんだよなー。北海道の子は教わってくるのかな?民族衣装を見たことがある程度なので、ゴールデンカムイを通してアイヌに触れることによって興味わいてきました。

ゴールデンカムイを通して知れる文化はこんな感じ。

  • 信仰(自然に生きる動物を通して)
  • 狩猟と食
  • 言語

特に、狩猟や食を通して知る独特な信仰は興味深い。ケガレの概念とかね。

まあここでもそれらを重たく描写せずに面白おかしい描写を取り入れるのがこの漫画のいいところ。特に、5巻で辺見和雄とシャチのシーンで、アシリパさんが「このシャチは人を殺した悪い神だから食べられない」と言った後に速攻でシャチを口にするシーンは最高です。アシリパさんは新しい世代のアイヌなので、ご都合解釈も多分に取り入れていきます。

オソマ入れるんだろうなあ(チラッ

3. さらっと描かれる残酷な描写

全編を通して、かなり血なまぐさいです。脳天に銃弾、飛び出すはらわた、ぶった切られる首、変な方向に曲がる手足、料理一つとってもそうです。これね、本当にグロく描く漫画家だったらこれだけで読者離れるわ。でも、この漫画はそれらを「さらっとライトに」描写します。なんだろう生首描いてても生々しくないというか、「うわっ」って思ってもエンタメとしてとらえられるというか。バランスいいんだよね。こういう漫画って意外と少ない。最近の青年漫画ってこういうのできる限り緊迫感もってエグく描くでしょ?あれ嫌いなんだよね。暴力の表現とか行き過ぎてるの嫌い。

その中でも、土方歳三と長倉新八が港町で立ち回るシーンが好きです。爺さんたちが切りまくるの痛快。いくつになっても男子は刀を振り回すのが好きだろう?

4. 憎めないキャラクター群

とにかく、登場人物がみんな変態なんですよね。特に敵キャラがヤバい。なんだろう、「性癖」がおかしいんですよ。イカれてる(ほめ言葉)。特に第七師団の鶴見中尉はヤバい。崇高っぽいビジョンを語りつつも狂気のかたまり。殺し屋1(イチ)の安生を彷彿とさせる雰囲気。辺見和雄や家永(洋館の女将)、最近でいうと親分と姫。このあたりって全員変態なんですよ。変態を地で行くキャラばかり。何が変態って、読んでもらうしかない。あんまり文章に残したくないレベルで変態(笑

あとはみんな好きだと思うんですが、「脱獄王」白石最高です。白石の頭には動物が思わずかじりたくなるフェロモンが発せられてるんだと思います。白石もいつかさらっと皮剥がされるのかなあ(遠い目

5. アシリパさんかわいい

主人公の一人であり、物語全般のストーリーテラーでもあるアシリパさん。なぜ杉元は「さん」づけしてるのかいまだによくわかりませんが、その「さん」がかわいさを引き立てます。アイヌ語り部だったり、食事の献立考えたり、まだ子供なのにも関わらず、シカだろうがクマだろうがバンバン狩る。皮を剥ぐ、脳みそや目だまを杉元に食わす。もうなんていうかかわいい。多彩な変顔もかわいい。ニリンソウ無くなって打ちひしがれるアシリパさんかわいい。

彼女にはこれから厳しい現実が待っていそうな気もしますが、ぜひそのかわいさで乗り越えていって欲しいと切に願います。ストゥを乱用するアシリパさんが好きです。

最後にあらすじ

冒頭にも書きましたが、そもそも大人気漫画なので、みんな読んでると思うんですよね。でも僕のこのエントリ読んで初めている人がいたら申し訳ないので、一応あらすじ貼っておきます。

元兵士の杉元佐一は、かつてゴールドラッシュに湧いた北海道を訪れる。そこで彼は網走監獄の脱獄囚たちの入れ墨を全員分集めれば、アイヌが遺した莫大な埋蔵金の隠し場所がわかるとの与太話を聞かされ……。骨太な冒険活劇を軸に、アイヌ文化に北海道グルメ、新撰組の生き残りと、さまざまな要素をこれでもかと詰め込んだ一攫千金サバイバル。

ナタリーの作者の対談記事から引用しました。

まだたった7巻しか出てないので、まずはみんな読みましょう。「えー、読んじゃっていいのぉ。本当にいいのぉ。」

ブルーハーツ世代からイカ天世代、AIR JAM世代を経た僕が選ぶマイベスト20曲

聴いてきた音楽で人となりを知る

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あなたは何世代?

最近「パンクバンド」でWikipedia先生を抜いて僕の書いたエントリが1位になってました。

※4/20時点です。残念ながら今はまたWikipedia先生が1位です

このエントリね。

最近、自分自身でもことさらに40歳って強調してますが、こういうキリのいい年齢って、何か振り返ったりまとめたりするのに良い年齢なんですよね。なので40歳のおっさんらしく「マイベスト20曲」とかそういうタイトルで書いてみます。マクセルの60分メタルテープのA面、B面でちょうどいい感じなんじゃないかな。

同世代に向けてこういうまとめみたいなものを書いてると本当に楽しいんだよね。今回はその「世代」をさらに細分化して、3つにくくりました。こんなもんは書いてる本人が勝手に定義しただけなんですが、まあそこそこ共感できる「世代」のくくりかと思います。

僕が音楽聴き始めたのが小学校6年生(昭和62年)くらいなので、その辺からの世代です。

こうやって見ると、音楽を聴き始めた時と、バンドやってた時代の最後あたりって感じだなー。中間が無い(笑

でもまあ実際中高生あたりはブルーハーツとパンクにどっぷりだったので、そんなもんかと。こうやって見ると「ブルーハーツ」だけ固有名詞なのね。これって同世代で活躍したバンド考えたら、好きなバンドを世代にするんだろうね。BOØWY世代も確実にあるだろうし。そういう意味で言えば、ブルーハーツが好きで、イカ天を見てて、20歳超えたらAIR JAMに出てたようなバンドが好きな人、って感じでこのエントリを読んでもらえたらより共感してもらえると思うなー。

ではでは、前置き長くなりましたがいってみましょ。まずはテープのA面から。

その1 ブルーハーツ「世界のまん中」


ブルーハーツの曲で何が一番好き?」って聞かれると本当に悩むんですよね。本当に好きな曲が多すぎて。でもその中でもこの「世界のまん中」は本当に名曲です。ストレートな日本語歌詞で表現される世界観が本当にブルーハーツらしい曲。

その2 ブルーハーツ「僕の右手」


これは中学校の時に聴いて衝撃を受けた1曲。「僕の右手を知りませんか?」ええええ?何その歌詞、ですよ。当時カラオケに行くと必ずと言っていいほど歌ってました。見たことも無いようなマイクロフォンの握り方で。

その3 ブルーハーツ「ハンマー」


ブルーハーツらしい曲なんですよ。パンクでロックな1曲。世界に警鐘を鳴らすなんて言ったらカッコ良すぎで、若い感情をそのままぶつけたって曲です。マジでカッコいい。

その4 真島昌利「アンダルシアに憧れて」


近藤真彦バージョンじゃなくて、マーシーのバージョンね(笑)。当時マーシーがマッチに楽曲提供したってのが衝撃だったんだけど、マッチはしっかりマッチとして歌いあげてましたね。嫌いじゃなかったです。

とはいえ、マーシーですよ。あの声は唯一無二、って感じでブルーハーツでもマーシーボーカルの曲はとても好きです。「ラインを越えて」とかね。

その5 ユニコーン「大迷惑」


中学生当時、フジテレビで「夢で逢えたら」って番組がやってたんだけど、それのオープニングテーマでユニコーンが使われてたんですよね。その辺の曲も好きなんですが、僕はこの「大迷惑」が好きです。疾走感と歌詞の悲哀がいい。

その6 BOØWY「CLOUDY HEART」


実際BOØWYブルーハーツ世代に入れたらまあBOØWYファンには怒られますね。まあしょうがないそこは我慢です(誰が)。BOØWYは「暴威」の時期の新宿ロフトの映像とかたまんないものがあるんですが、ものすごいパンクで。

でもこの圧倒的メジャー感のあるBOØWYはいいですよねー。布袋のギターから始まるこの曲が特に好きです。カラオケで歌うと自分の声が氷室とのあまりのギャップがあってツラくなるのもまた良し。

その7 BLANKEY JET CITY「BABY BABY」


これね、ここまで来て気づいたんだけど、「イカ天世代」って書きつつも、イカ天に出てたバンドでずっと好きなのブランキーくらいだ。。まあいっか。ジッタリンジンとか、THE NEWSとかも好きでしたよ。で、ブランキーの3人は結構奇跡の3人じゃないかと思ってます(ありがちな表現)。もうこういうバンドはなかなか出てこないだろうなー(ますますありがちな表現)。
「BABY BABY」はベンジーの歌い方がちょっとガラ悪くてとても好きです。イカ天観てた当時はなんとも思わなかったんだけどね。

つーか、イカ天って2年もやってないのね。
三宅裕司のいかすバンド天国 - Wikipedia

1989年2月11日に始まり、1990年12月29日に多くのバンドを輩出して幕を閉じた

びっくり。

その8 BLANKEY JET CITY「ディズニーランドへ」


カラオケで歌うとドン引きされる曲です。曲名と歌詞にギャップありすぎだろうってね。でもブランキーの名曲ですよ。ええ。

その9 LÄ-PPISCH(レピッシュ)「美代ちゃんのxxx」


Magic Blue Caseと悩んだんだけど、美代ちゃんのxxx(ハッパ)にしました。単純に僕がコピーバンドやってたってだけでチョイスしてます。身の回りでもそこまで知名度はなかったレピッシュ。でも、日本でスカバンドをピックアップしたら真っ先に挙がるんじゃないかな?多分。おそらく。どうだろうか。

その10 THE BOOM「君はTVっ子」


島唄が圧倒的に人気のTHE BOOMなんですが、僕はデビュー曲でもあるこの曲が好きです。なんのメッセージ性もなく、底抜けに明るいスカチューン。今はそんなにテレビっ子っていないよね。

合計3回行ったAIR JAM

僕普段全然ライブにも行かないし、フェスも全くと言っていいほど行ってない。でも、AIR JAMだけは結構行ってるんですよ。97と2000と2011の計3回。最後にやってたバンドがそういう感じのバンドだったから余計にリンクしてるってのもあるんだけど、個人的には「何世代?」って聞かれたら最後は「AIR JAM世代」ってのが一番しっくりきてる気がします。

インディーズのCDが100万枚売れて、毎回オリコンの上位に入ってきて、バンドマンがアパレルブランドをどんどん立ち上げる。そんなバブル全盛を端っことはいえ体験できたのは本当に良かったなー。

さて、閑話休題。テープのB面にあたる続きを!

その11 COCOBAT「GRASSHOPPER」


チョッパーゴリゴリのベーシストと言えば、最近だとマキシマムザホルモンの上ちゃんや、RIZEのKENKENとかなんでしょうけど、僕は圧倒的にCOCOBATのTAKE-SHITを推します。鍛え上げた肉体に骨太なチョッパー。いいなあCOCOBAT

その12 HUSKING BEE「A SINGLE WORD」


最近なんだか周囲が騒がしいハスキンですが、数ある名曲の中から「A SINGLE WORD」をチョイス。速いテンポの曲をあまり作らなくなってきた頃の名曲です。磯部さんの声って独特で、ブランキーサンボマスターハスキンで「日本三大オリジナルの音程がわからないボーカル」と僕の中で勝手に呼んでます。

その13 BACK DROP BOMB「THAT'S THE WAY WE UNITE」


ラップコアとか、2MCとかそういうシャレオツな感じをしっかりとした演奏力と、サックスなどを取り入れた厚みのあるサウンドで実現してたバックドロップ。このPV自体は今観ると何とも言えないけどサウンド自体はたまらなくカッコいい。

その14 SUPER STUPID「What A Hells Going On」


昨年BRAHMANの20周年イベント「尽未来際」で一瞬の復活を見せ、解散したSUPER STUPID。今はMASTER LOWなどたくさんのプロジェクトをやってるLOW IQ ICHIがやってたバンドです。当時はみんなインディーレーベルでメジャー流通ってのが流行りだったんだけど、SUPER STUPIDはちゃんとメジャーだったんだよね。そういう意味でもなんかいろいろ考えてやってた印象。音楽性が本当に多様で、今から思えばこれぞミクスチャーってバンドです。かっけー。

その15 SCAFULL KING「THE SIMPLE ANGER」


この頃ってスカコアとかスカパンクとか、まあものすごい流行ってたんですよ。その中でも群を抜いてカッコ良かったバンドはスキャフルだと思ってます。まあ上手い。めちゃくちゃ上手い。特に当時バンドでドラムやってた僕からすると、スキャフルのドラムって本当にお化けですよ。上手すぎる。

その16 BRAHMAN「Answer For」


ハイスタに続いて知名度の高いBRAHMAN。一度聴いたら「あ、あのバンドだ」って思い出せる独特の音ってすごいよね。ライブ中におけるTOSHI-LOWのパフォーマンスも含めて、「ぽさ」が出せるバンドってやっぱりカッコいいんですよ。

その17 THE MAD CAPSULE MARKETS「Hi-Side」

※動画、音源なし
デジタルな音の組み合わせって昔は嫌いだったんだけど、マッドを聴いて好きになりました。こういう音楽もあるんだなー。なんだかんだ日本語の歌詞が多くって、その歌詞が好きです。「エレクトリックな夢を見たんだ」ってすごいマッドっぽい。必聴。

その18 G.M.F.「In My Mind」

GMF - In My Mind - 06 - In My Mind - YouTube
こんなことを言ったらなんだけど、このG.M.F.が一番知名度低いと思います。でも、ファッションブランドのDEVILOCK(デビロック:解散済み)は結構知ってる人いると思います。そのブランドプロデューサーの遠藤さんがやってたバンドです。僕もほとんど知らないんだけど、この曲だけは強烈に覚えてるんですよね。マジかっこいい。ライブ映像は探せなかった、、残念。

その19 Hi-STANDARD「New Life」


みんな大好きHi-STANDARDAIR JAM世代っていうからには、AIR JAMの発起人がいないとダメでしょ。ハイスタも曲選ぶの難しいなー。このNew LifeはPVが楽しそうで好きだったのと、わかりやすいスピード全開メロコア!じゃないところが好きです。ハイスタは明るいパンクミュージックも天下一品。

その20 Hi-STANDARD「Stay Gold」


これは文句なし。カラオケ行ったら絶対に歌います。超名曲で一番有名な曲でトリにふさわしい曲。元気出したい時にはブルーハーツの「人にやさしく」とともにハイスタのStay Goldを聴きます。あー、歌いたくなってきた。

20曲選ぶの超むずい

何とかA面、B面全部埋まった!昔って、自分だけのテープってみんな作ったじゃん?あれよくやってたよね。今なんてiTunesに全部入れておいて、シャッフルするとか、Apple Musicでジャンル指定してひたすら流しておけば「あー、懐かしー!」とかそういうのできあがるでしょ。ホントすごい。でも、改めてテーマ決めて曲選んでって面白かった。「バンド」ってくくりよりも大変だけど(笑

パンクバンド20選、世代でくくった20曲、次は何をまとめようかなー?

ATATAのツアーファイナルを観に行って40歳元バンドマンが思ったこと

新代田FEVERでATATAのフリーライブがありました

10年ぶりにライブハウスに行った

ひょんなことから知り合ったバンド「ATATA(アタタ)」。ジャンルでいうとミクスチャーになるのかな。まあそのあたりは聴いてみて好きなように判断してもらえればいいんだと思います。音楽のジャンル分けや定義なんて、「こんな感じ」を伝える手段でしかないからね。


オフィシャルサイトです。


こんなバンドです。


ライブはこんな感じ。どちらの動画もオフィシャルサイトに掲載されてます。新代田FEVERをホームとするバンドで、ボーカル、ギター×2、ベース、キーボード、ドラムの6名構成の大所帯。経験豊富なメンバーで構成されてるので、平均年齢も高めな感じ。そういう点からも僕にはとっつきやすかったのかも(笑

音源自体は、1枚しか聴いてないんです。それがこのアルバム。

JOY - EP

JOY - EP

  • ATATA
  • ロック
  • ¥1069
日本語の歌詞と独特なリズム、音の厚みと、聴いていてすごく気持ちのいいアルバムです。こういう独特なリズムにメロディー乗せるとボーカルが何言ってるかわかんないバンド多いけど、歌詞がしっかり聴き取れる。歌詞を大事にしてるんだなー、って思います。

ライブを観て思ったこと、感じたこと

ライブハウスが大げさじゃなくパンッパンッに満員だったので、さすがに前の方に行くのはやめました。オッサンなので(笑
一番後ろでほぼステージが見えずに、雰囲気と音を聴くって感じの参戦でした。でもね、なんかこれが良いんですよ。このバンドはそれでも良いって思えました。

セットリストはこんな感じ。


僕2曲めのReverberationが好きです。

ライブ観て思ったのは、

  • 気負いがない
  • アットホーム

この2点。

気負いがない

すげー勝手な印象だし、これが本人たちがどう感じるかってはわからないですが、全く気負ってない感じが良かったです。なんていうか、若いバンドって当たり前なんだけど上昇志向とか、ライバル意識とか、世界への不満とか、そういうものを勝手に背負って気負いまくってるんだよね(なんだこの上から目線)。このATATAってバンドにはそれが全くない。好きなように空気を作って、好きなようにやる。だからこそ圧倒的に楽しそうなんだろうなー。そう、このバンドすげー楽しそうにライブやるんですよ。

アットホーム

ちょっと話がずれるんですが、僕2011年の震災後にあったAIR JAMに行ったとき「家族席」にびっくりしたんですよね。バンドとかライブとかって、そもそも若い奴らの特権で、子どもがいようものなら、「なんだよ」って空気感になってた感じあるじゃん?でもね、実際にAIR JAM1997の時にそんな若者だった僕がAIR JAM2011には「いいじゃん!子どもが一緒にライブ来るとか超いいじゃん」ってなってたんだよね。それは40歳になった今、本当に心から思う。

んで、今日のライブにもそういう空気がありました。途中のMCとかでもそういう話あったんだけど、初めてATATAのライブに行った僕でも「仲間感」「ファミリー感」を感じる空気で、実際に子供連れのお客さんもいて、あの超満員のライブハウスで互いにそれを気遣う雰囲気ってのはあまり無いんじゃないかな?フェスならともかく。

正直、この2点は僕が勝手に良いって思ったことで、若い人たちはどう思ってるかわからないし、メンバーのみなさんもどう思ってるかわからない。ただ、少なくとも40歳の僕がそれこそ「気負わず」にライブを最後まで観れたのはこの空気感が大きかったなーって思ってます。

ATATAが向かう次のステージ

ライブ終わりに「今日の21:00に発表あるから」と告知がありました。それがこれ。
atataweb.com
あれ?もしかしたら気負ってるかも(笑

まあでも、限りなく自然体って感じでいいですよね。6/4(土)にサタニックカーニバルあるのに、その告知すらしない自然体な感じ。

とりあえず、この2つのどちらかには参戦したいなと思います。

んで、一番思ったのは「サラリーマンやりながら、こんなにしっかりバンドってできるんだ」です。そこがね、超うらやましいわけですよ。タイトルに「元バンドマン」って付けちゃってるあたり、僕はもうその世界には行くつもりないし、行けもしないと思ってるんだけど、ATATAにはそれができてる。そういう点からもこのバンドが好きです。聴いてみてください、ATATA。

でも、あー羨ましい(笑
今年こそはバンドとライブやりたい(10年くらい毎年言い続けてますが)

ジーンズを自分で修理してみる

ひざ部分に穴が空いたジーンズの修理をしてみる

新しいジーンズ買ってない

以前にこんなエントリを書きました。
あれから4ヶ月。結局新しいジーンズを買ってないです。

むしろひざに穴が空いたジーンズがあって、どちらかというと購入どころかマイナスな状態でござる。じゃあせめてアナーキーな穴あきジーンズを直そうと心に誓った次第です。先週のスニーカーと違ってうまいこといったので、写真で振り返っていきましょう。


ひざに穴が空いたジーンズです。ハサミとアイロンで貼り付けるあて布が一緒に置いてあります。


裏返すとこんな感じ。このジーンズは2007年頃のユニクロプレミアムジーンズ。赤耳の主張が激しいね。


アイロンで貼り付け完了。


ミシンがひざ部分まで入らないので、リッパーで糸を切って横から穴を開けていきます。手術感ありますね。


ぱっかーーーん。


ミシンでジグザグやっていきます。


縫い終わった表と、


裏。


ぱっかーーーんを縫い直します。まいっちんぐマチ針先生が活躍します。


かーんせーーい!いえい!

スニーカーを自分で修理してみる

17年くらい履いたコンバースワンスターを修理する

捨てるタイミングを逃してる

もうね、17年くらい履いてるコンバースのワンスターがあるんですよ。かかとなんて何十回シューグーで補強してきたかわからないくらい履いた。

シューグー 100 ナチュラル

シューグー 100 ナチュラル

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
で、こないだ久しぶりに洗ったら「ああ、靴底ペラペラだなー」って気付いちゃって、さすがにもう捨てようと心に誓ったんですよ。


でもねー、なかなか捨てられない。かといって履かない。そこはかとなく儚い。なもんで、ちょっと修理してみよっかなと思い立ったわけですよ。

東急ハンズへゴー

靴の修理グッズといえば東急ハンズ。最近では自分で修理する人が多いのか、そういうコーナーができてます。そこで靴底にかるラバーと、接着剤を購入しましたよ。


帰宅途中におやつのクリームパン。美味しい。

さて、購入したのはこちら。

んで、修理に使うのはこちら。ここに載せてないけど、紙やすりも使います。

手順としては、

  1. ラバーをざっくり切る
  2. 靴底とラバーの接着面を紙やすりで荒らす
  3. 接着剤をまんべんなく塗布する
  4. 貼って圧着する
  5. 乾いたらカット
  6. 整える

って感じ。さていってみよー。


ざっくり切った。すげー切りづらい、、


紙やすりで接着面を荒らして接着剤を塗布!(どうでもいい話なんですが、やすりで削ることを「やする」って言いませんか?)

15分以上時間をあけて、乾いたらドライヤーで温めてから貼ります。


ゴムハンマーで叩きながら圧着するよ。圧着したらこんな感じ。

作業は片方ずつやってるので、もう片方もやります。

唐突に起こる悲劇

もう片方を圧着しようと思ったら少し貼る位置がずれた。反射的にはがしちゃったんだけど、これが最悪の結果に。


だーいしっぱーい。

ああ、嗚呼、あああ。。

ってことで、

捨てます!

さよなら青春のワンスター。二度とスニーカーのソールを自分で貼ることをしないなんて言わないよ絶対。

キングダムで学ぶ乱世のリーダシップを読んだ

キングダム好きで、リーダー論が好きなやつは読め


僕だってこんなテーマのまとめ書きたい!

こんなのは前に書いた。

集英社から出てるんだもん。そりゃ買うよ。

『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ

『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ

バンドにおける「1 2 3 4」と「baby」論

ワンツースリーフォーとベイビー

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どう発音するか?それが問題だ

夜中(AM2:30)に何書き始めてるんだ、って感じなんですが、これってずっと前から書こうと思ってたんだよね。そもそもテキストに起こすとタイトルからして意味不明っぽいけど、読み方含め、まずは定義をしてみたいと思います。

  • 1 2 3 4 読み方 ワンツースリーフォー
  • baby 読み方 ベイビー

これが一番スタンダードだと思います。みんなここに異論は無いと思うんだよね。

じゃあ、いつ使うのか?

  • 1 2 3 4 使い方 曲の開始時に、メンバーの誰かが発する
  • baby 使い方 曲名だったり、合いの手だったり、そのまま「赤ちゃん」だったり、比喩表現としての「かわいいあの人」「恋人」だったりします

ここで問題なのが「発音」です。みんなまともに「ワンツースリーフォー」とか「ベイビー」って言わないでしょ?特にベイビーはもはやカラオケでも「ベイベー」派が多数な気がする。

恐らくですが、ベイベー派の起源はキャロル時代の矢沢永吉における「ファンキーモンキーベイビー」でしょうね。
youtu.be

あとベイベー派への影響力が高いのはCOMPLEXの「BE MY BABY」かなー。
youtu.be

まあ、正直ベイビーは僕にとってはどうでもいいんです。「YEAH」が「イエー」なのか「ヤー」なのかくらいの話ですよ。ここまで書いておいて何だけどね。

重要なのは「1 2 3 4」ですよ。これのバリエーションが多すぎる。僕も昔バンドやっててドラムを叩いてました。最初の頃は素直に「ワンツースリーフォー」って言ってたんですが。ハイハット叩くか、スティック同士でカチカチ言わせながら。ただねー、人は慣れてくると飽きるんですよ。そして「自分のスタイル」を探しだす。アパレルのお姉さんが「いらっしゃいませ!」って言ってたのが柳原可奈子よろしく「いらっしゃいまーしぇーー(甲高く)」になるように、1 2 3 4も進化を遂げる。

人は「4つ」カウントすればなんでもいいと気づく

前述したけど、僕も独自の進化を遂げました。ワンツースリーフォーは、いつしか「ワッツースィーフォー」になっていたと想いだされます。思わず頬を赤らめるよね。でもね、いいんですよそれで。「4つ」数えたら曲が始まるってのは誰でも知ってる。心の準備ができればそれでいいんです。

youtu.be
正統派「ワンツースリーフォー」の代表格ラモーンズ。確実に気持ちのいいワンツースリーフォーを聴かせてくれます。

youtu.be
CLASHも控えめだけど良い感じのワンツースリーフォー。

番外編にも程があるけど、このPVのワンツースリーフォーは思い切りが良くていいよね。
youtu.be

さて、人はこなれてくるとどんなカウントになるのか。RAZORS EDGEというバンドから。関西のスラッシュコアのバンドです。
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0:50あたり。「ワンツースリーフォーファイッゴーッ」って、どこだ!って感じです。入りづらい。いや、カッコいいんだけどさ。

そしてストレートエッジの雄、Minor Threat。
youtu.be
1:16あたりで始まる曲のカウントが「ワンツーサンシ」です。外人なのに「三四」とは驚愕。

そして最後は、これを紹介したいがためにこのエントリを書いたと言っても過言ではない、COBRAというバンドの一曲を紹介します。
youtu.be
これね、完全に「ワンツァッパイポー」ですよ。ワンツァッパイポー。これは当時周辺では相当議論を呼びました。「あれはカッコいいのか?」と。

結論

カッコ良ければなんでもいいんです。なんかね、このエントリ書き始めたらホントにどうでも良くなってきてて、つーか、もっといっぱいあるはずなのに、探すとなかなか出てこないね、、なんでだろ。って思いながらYouTubeを検索してました。夜中にブログを書き始めちゃいけません。