夏休みの宿題が30年進化してない
なんだよ、自由研究って
ここ30年、夏休みの宿題において全く進化してないもの、それが「自由研究」。少なくとも、公立の小中学校では全国同じレギュレーションで30年以上進化してない。もうね、いい加減にしようよ。今なんて検索したら賢人たちの知恵がアホほど出てきて、それをトレースしたらいいだけになってる。もっとひどかったら、コピペで終わり。
惰性だよ、惰性。自分たちが子供のころ一番イヤで、一番最後まで手こずってた宿題を、あの頃子供だった先生たちがそのままその宿題を残しておくってどうなのよ?
30年を振り返ってみる
兄弟がいる家庭では、一番上のお兄さんお姉さんがやってきたことを一子相伝的に繰り返すのが定番だった。我が家も多分にもれず、そんな感じでしたよ。だいたい、以下をループしてやってました。
- いろんな液体を冷凍庫で凍らせて、その凍る速度をレポーティングした。
- とにかく工作をする。タミヤのキットと大差ないものもある。
- 押し花作る
- 昆虫採集。カブト虫とクワガタが100%。
なにが研究なんだよ、と。かろうじて液体を凍らすのが研究色あるな、くらい。
時は経ち、自分の息子たち
ここでやっと本題なんだけど、ここ数年は毎年子供たちの自由研究に付き合わないといけないわけですよ。全国のご両親、本当にお疲れ様です。
子供たちのこの数年を振り返ると、
- 工作、折り紙折ったり。
- 料理、手伝ってもらったり。
- パンにカビ生やしたり。
- なんかのキットでスプラウト育てて、観察日記書いたり。
- よくわかんないけど、外国のこと書いてレポートしたり。
なんなんだよ!バラバラじゃん!こんなんで宿題の体を為してるのかよ!あーーーーー!もうっ!
心を落ち着けて考える
せめて、自由研究を楽しいものにするために、もう少し制限をかけてもらいたい。人間の30年に可能性を感じたい。
- 毎年テーマを決めよう
今年は木で工作しよう!とか、川で絵を描こう!とか、そのくらいでいいので、テーマを決めましょう。
- 「研究」とつけるのは止めよう
テーマ課題、とかにしようぜ。
- 期間を決めよう
- 1日でできる
- 3日間頑張ろう
- 1週間で完成
こんな感じでテーマに盛り込んじゃおうよ。
なので、完成系としては、
「今年のテーマ課題!1日でできる、木で作る工作!」
こんな感じ。え?子供たちの想像力が養われないんじゃないかって?んなことないよ。人の想像力なんて、制限されて初めて膨らむんだよ。
制限の無い自由なんて単なる不自由。
— 新田 良 Ryo Nitta (@2ten0) 2015年8月19日
自由研究に見え隠れする本当のテーマ
まあ、ここまで書いてなんですが、わかってるんだよね、これがずーっと何年も進化してない理由。それは、「親と子のコミュニケーション機会を増やす」ってことなんだよね。ええ、わかってますよ。夏休みにしっかりと子供とコミュニケーション取ることで、非行防止やら、夏の思い出作りしろってことですよね。
あと2つくらい、僕が手伝う宿題があるな、、あれ?夏休みが終わりに近づいて追い込まれるのって子供だけじゃないんですね(白目
うだうだブログに吐き出してないで、前向きに取り組もうと思います(涙
頑張れ全国のお父さんお母さん!